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〔マーケットアイ〕外為:ドル113円後半、G20声明草案で保護主義・通貨切り下げ文言が消失
2017年3月7日 / 23:23 / 7ヶ月前

〔マーケットアイ〕外為:ドル113円後半、G20声明草案で保護主義・通貨切り下げ文言が消失

[東京 8日 ロイター] -

<08:12> ドル113円後半、G20声明草案で保護主義・通貨切り下げ文言が消失

ドルは113.97円付近。ユーロは120.41円付近。両通貨ペアとも小動き。

17─18日に独バーデンバーデンで開催される20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議の共同声明草案から、保護主義や競争的な通貨切り下げに断固として反対するとの文言が削除されたことが分かった。草案をロイターが入手した。

これまでは「あらゆる保護主義に反対する」としていたが、草案では「公正で開かれた国際通商システムを維持する」となっている。

また「競争的な通貨切り下げを回避し、競争目的で為替をターゲットとしない」との文言が消え、「従来の為替相場のコミットメントを再確認する」となった。

今回は保護主義的な通商政策を掲げるトランプ米大統領の就任後初のG20財務相・中央銀行総裁会議で、米政府の新たな立場を反映し文言が変更されたもようだ。

さらにG20共同声明は長年にわたり「為替相場の過度なボラティリティーや無秩序な動きは経済や金融安定に悪影響をもたらす恐れがある。為替相場について緊密に連携する」との文があったが、これも今回の草案には含まれていない。

事情に詳しい当局者は「草案で保護主義への言及がないのは変だ」とし、「全員が合意できる最低ラインなのだろう」と話す。

トランプ米政権で新設された国家通商会議のナバロ委員長は6日、650億ドルに上る米国の対ドイツ貿易赤字は極めて困難な通商問題の1つとし、欧州連合(EU)の制約の外で赤字縮小に向けた2国間協議が必要との認識を表明。同氏はこれまでに、ドイツが過小評価が著しいユーロを利用することで貿易で有利な立場を得ているとの見解も示している。

<07:45> ドル113.50─114.50円の見通し、売買交錯で方向感出にくい

ドル/円は114円付近、ユーロ/ドルは1.0564ドル付近、ユーロ/円は120.60円付近。

きょうの予想レンジはドル/円が113.50―114.50円、ユーロ/ドルが1.0520─1.0620ドル、ユーロ/円が119.90―120.90円とみられている。   

前日のニューヨーク市場では、米長期金利の上昇を受けてドルが114.16円まで強含んだが、その後、ロス米商務長官の発言が伝わったことなどで113.89円まで小幅に下落した。

ロス米商務長官はCNBCとのインタビューで「ドルは強すぎない。他の通貨が過小評価されている」と述べた。

これに先立ち、米商務省が7日に発表した1月の米貿易収支の赤字額は前月比9.6%増の484億9000万ドルと、2012年3月以来の高水準となった。

市場では「赤字幅はほぼ市場予想どおりだったが、前月より拡大したことで、トランプ政権からまた保護貿易主義的な発言が出るとの思惑が広がり、ドルを買いにくくなった」(外為アナリスト)という。

8日は、期末を控えていることもあり、実需勢や、証拠金取引の利益確定などの売買フローが引き続き予想され、売買がきっ抗して明確な方向感が出にくい展開が予想される。

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