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〔マーケットアイ〕外為:ドル114円後半、米連続利上げ見通しに対する株価の反応を注視
2017年3月13日 / 04:17 / 7ヶ月前

〔マーケットアイ〕外為:ドル114円後半、米連続利上げ見通しに対する株価の反応を注視

[東京 13日 ロイター] -

<13:08> ドル114円後半、米連続利上げ見通しに対する株価の反応を注視

ドル/円は114.78円付近で一進一退。ユーロ/円は122.80円付近で堅調。

14、15日に予定される米連邦公開市場委員会(FOMC)で政策金利が0.75―1.00%へと25ベーシスポイント(bp)引き上げられることが、為替市場ではほぼ確実視されている。

焦点は、委員の政策金利見通しの中央値が年3回から4回に増えるか否かに移っている。少なくとも4名の委員が政策見通しを変更すれば、中央値で4回となる。

ただし、「FRB(米連邦準備理事会)がタカ派的に傾斜していくなかで、株価がどのような反応をするかが注目点だ。株価がネガティブな反応をすれば、ドル/円の上値も伸びにくくなるだろう」とJPモルガン・チェース銀行の為替調査部長、棚瀬順哉氏は指摘する。

また、今週は政治イベントが目白押しで、FOMC後に米長期金利が上昇したとしても、市場の関心が政治イベントに注がれれば、ドル/円と米長期金利の相関は低下すると同氏はみている。

政治イベントは、14日の米独首脳会談、15日のオランダ総選挙、米債務上限の引き上げ期限、16日の世耕経済産業相とロス商務長官の会談、17―18日の主要20カ国財務相・中央銀行総裁会議(G20)などがある。

<12:10> 正午のドルは114円後半で小動き、重要イベントを前に積極性乏しく 

正午のドル/円は、前週末のニューヨーク市場午後5時時点に比べ、わずかにドル高/円安の114.88/90円だった。米雇用統計の消化が進んだ後は114円後半での小動きが続いた。週半ば以降の重要イベントをにらんで積極性に乏しい相場展開となった。

午前のドル/円は、安く始まった日経平均株価がプラス圏に浮上するのをながめて、114円後半での小動きが続いた。朝方に一時114.70円に下押しした後はじりじりと水準を回復。ただ、上値も114.92円と限られた。

先週末発表の米2月雇用統計では、非農業部門雇用者数が23万5000人増と市場予想の19万人増を上回る一方、時間当たり平均賃金は前月比0.2%増と予想の0.3%増を下回った。「決して悪い内容でなく、国内勢の押し目買いも入りやすい」(別の国内金融機関)との声が聞かれた。

雇用統計を消化した後は、米連邦公開市場委員会(FOMC)や米予算案など「週半ば以降の重要イベントを前に手がけにくい」(国内金融機関)といい、実需筋の取引も目立たなかった。

一方、ユーロ/ドルは一時1.0696ドルに、ユーロ/円は一時122.87円に上昇した。先週末のユーロ買い戻しの動きが再燃した。

先週は、欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁が極端な金融緩和を通じて市場を支援する必要性は低下しているとの見解を示したほか、ECBが資産買い入れ終了前の利上げを協議したと伝わり、ショートカバーが誘発された。

<11:32> ドル/円はFOMC後の調整に警戒感、トランプ期待抜きの上昇に限りも

ドル/円は114.87円付近でのもみ合いが続いている。株価がプラス圏を推移しており、米雇用統計後の調整でいったん下押ししたドル/円も「売りが加速する様子はない」(国内金融機関)という。

14─15日の米連邦公開市場委員会(FOMC)では政策金利見通しの上振れへの思惑がくすぶり「少なくともFOMCまでは底堅そうだ」(同)との見方が出ている。ただ、その後の調整への警戒感も根強い。

先週末に115.51円で上値を押さえられたドル/円は、115円半ばの上値の重さを再確認したとされ「トランプ期待抜きでこれを上抜けるのは容易でなさそうだ」(別の国内金融機関)との声も聞かれる。

16日公表見通しの米予算教書は、概要にとどまりそうだという。米ホワイトハウスのスパイサー報道官は10日、行政管理予算局(IMB)のマルバニー局長が16日に2018年度の予算案を公表するとの見通しを示した。

週後半にかけてはG20財務大臣・中央銀行総裁会議を控える。貿易不均衡やドル高についての米国からのけん制に対して警戒が高まりやすいと見られている。

<9:50> ドル/円底堅い、米雇用統計は事前期待の高まりで伸びしろ欠く

ドル/円は114.83円付近でもみ合っている。小安く始まった株価がプラス圏に浮上するのを眺めて底堅い動きとなっている。「米2月雇用統計は決して悪い内容でなく、国内勢の押し目買いがあってもおかしくない」(国内金融機関)との声が聞かれた。

2月雇用統計は、非農業部門雇用者数が23万5000人増と、市場予想の19万人増を上回る一方、時間当たり平均賃金は前月比0.2%増と、予想の0.3%増を下回った。

発表後のドル/円は上値が重かった。市場では「10日の東京市場は、朝から115円を仕掛けてお腹いっぱいだった。もう少しドル/円が低い水準で雇用統計の発表を迎えれば、伸びしろがあったかもしれない」(国内金融機関)との声が聞かれた。

「(先立って発表された)ADP全米雇用報告で、期待が高まりすぎていた」(別の国内金融機関)との指摘もある。8日発表の2月全米雇用報告によると、民間部門雇用者数は29万8000人増と、市場予想の19万人増を大幅に上回っていた。

<8:37> ECB利上げ協議報道でユーロにショートカバー、政治リスク後退なら一段高の思惑

ユーロ/ドルは1.0690ドル付近、ユーロ/円は122.62円付近で、それぞれ底堅い。

先週は、欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁が極端な金融緩和を通じて市場を支援する必要性は低下しているとの見解を示したほか、ECBが資産買い入れ終了前の利上げを協議したと伝わり、ショートカバーが誘発された。きょうはドラギ総裁の講演が予定されている。

一方、ユーロは欧州の政治リスクへの警戒で売られてきた側面もある。今週はオランダの国政選挙が控えており「政治リスクが後退するようなら上値余地が生じやすい」(別の国内金融機関)との見方もある。

米商品先物取引委員会(CFTC)が10日発表したIMM通貨先物の非商業(投機)部門の取組(3月7日までの1週間)によると、ユーロの売り越しは前週の5万1164枚から7週間ぶり高水準の5万9501枚に増加した。

一方、主要10カ国(G10)通貨に対する投機筋のドルの買い越し額は4週間ぶり高水準に増加した。円の売り越しは5万0017枚から4週間ぶり高水準の5万4700枚に拡大。

<7:54> ドル114.30─115.50円の見通し、ユーロと株価をにらむ

ドル/円は114.80円付近、ユーロ/ドルは1.0682ドル付近、ユーロ/円は122.65円付近。

きょうの予想レンジはドル/円が114.30─115.50円、ユーロ/ドルが1.0620─1.0740ドル、ユーロ/円が122.00─123.20円とみられている。

ドル/円は、米雇用統計の結果を消化しながら、ユーロと株価の動向をにらんで114円後半を軸にしたもみ合いが見込まれる。「株価がさえず調整ムードが続くようなら114円前半程度への下押しはあり得る」(国内金融機関)との声がある一方、米雇用統計は悪いとまではいえないとして、見直し買いがあるかもしれないとの見方も聞かれた。

指標の発表予定は国内の機械受注と米労働市場情勢指数などに限られる。週半ばから米連邦公開市場委員会(FOMC)や米予算教書といった重要イベントを控えていることもあって「きょうとあすは準備運動の期間」(同)との声が出ていた。

前週末のニューヨーク外為市場では、ユーロが対ドルでおよそ4週間ぶりの高値をつけ、ドルの重しになった。欧州中央銀行(ECB)内で資産買い入れ終了前の利上げ議論が浮上したと報じられ材料視された。

ドル/円は一時は7週間ぶり高値115.50円をつけたが、その後は上値が重くなった。米2月雇用統計で、賃金の伸びが市場予想に届かず、米利上げペース加速の思惑が後退したこともドルの重しとなった。

全スポットレート(ロイターデータ)

アジアスポットレート(同)

欧州スポットレート(同)

通貨オプション

スポットレート(ロイター・ディーリング約定値)

スポットレート(日銀公表)

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