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上海外為市場=人民元上昇、当局の元安容認姿勢後退で
2017年5月31日 / 06:02 / 5ヶ月前

上海外為市場=人民元上昇、当局の元安容認姿勢後退で

[上海 31日 ロイター] - 上海外国為替市場の人民元相場は対ドルで上昇、約4カ月ぶりの高値を付けた。中国人民銀行(中央銀行)が対ドルでの大幅な元安を容認する可能性が低下したとの見方が背景。

人民銀行の監督下にある中国外貨取引センター(CFETS)は26日、中国は日々設定している人民元の対ドル基準値(中間値)を算出する上で、需給状況をより良く反映させるため「カウンターシクリカル(反景気循環)な調整要素」の導入を検討していると発表した。

この要素について具体的には説明しなかったが、ボラティリティーと投機の抑制が狙いとみられる。

市場参加者は、5月の基準値が予想と一致しない状況が続いていたことから、基準値の算出方法見直しの可能性をすでに予想し始めていた。

人民元基準値の形成メカニズムの変更は今年2度目となる。

INGのアジア担当エコノミスト、ティム・コンドン氏は、リサーチノートの中で「当局は不合理とみなす人民元の下押し圧力に対応するため、外国為替市場に介入せざるを得ない状況にうんざりしたとみられる」と指摘した。

一方、OANDAのシニアトレーダー、スティーブン・イネス氏は、この最新の政策転換について「市場の安定化に苦戦し続ける人民銀行の信認に新たな打撃」となる可能性があるとの見方を示した。

人民銀行は31日、人民元の対ドル基準値を1ドル=6.8633元に設定した。前営業日の基準値6.8698元よりも現高/ドル安の水準。

スポット市場の元相場は1ドル=6.8400元で始まり、序盤に6.8354元の高値を付けた。正午には6.8379元まで軟化したが、前営業日終値比0.0146元の元高水準で、基準値を0.47%上回っている。

市場参加者によると、午前の上海取引では若干のドル買いが見られたものの、 香港の翌日物人民元借り入れ金利が急上昇する中、オフショア人民元が大幅に上昇し、オンショア人民元を下支えた。

オフショア人民元は正午時点で6.8067元とオンショア人民元を0.5%上回る水準。

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