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仏大統領選こうみる:無難通過だがドル/円上昇は続かず=みずほ銀 唐鎌氏
2017年4月24日 / 01:28 / 5ヶ月前

仏大統領選こうみる:無難通過だがドル/円上昇は続かず=みずほ銀 唐鎌氏

[東京 24日 ロイター] -

<みずほ銀行 チーフマーケット・エコノミスト 唐鎌大輔氏>

仏大統領選の初回投票の結果、中道系のマクロン氏と極右のルペン氏が決選投票に進む見込みとなった。メインシナリオ通りで「無難中の無難」という印象だ。決選投票ではマクロン氏の当選が見込まれており、市場にひとまず安心感が広がっている。

仏大統領選を無難に乗り切れそうなのは良かったが、長期的に重要な視点は、EUではこれから何年、何十年と同様の政治混乱が繰り返される可能性が高いということだろう。今のところ無事に政治的混乱を回避したオランダやフランスは比較的、通貨ユーロへの信認が高い国だったことを忘れてはならない。目先は、来年の春までに実施される予定のイタリア、ハンガリーの総選挙が焦点になりそうだ。

マクロン氏が大統領になった場合、親EUという意味では現状維持であり、投資環境としては望ましい。ただ、ドイツ経済一強状態に対して欧州中央銀行(ECB)の金融政策をどのように運営すべきかという非常に難しい問題は解決されるわけではない。最近の欧州は政治リスクに目が向かいがちだが、経済・金融情勢も盤石ではないことを留意したい。

ドル/円は仏大統領選の無難通過と、トランプ米政権の減税プランの話題で上昇しているものの、北朝鮮が軍創設記念日を前にして、人質報道など米国への対決姿勢を強めている。地政学リスクがくすぶっている以上、手放しで円売りできない。また、米国の金融政策の正常化が続かないのではないかという根本的な問題もあって、ドル買いを続けるのはやはり勇気がいる。仏大統領選や減税プランの話題で瞬間的に上がっているが、再び弱含む展開が予想される。

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