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日銀総裁会見こうみる:市場とのコミュニケーション取れていない=大和住銀 門司氏
2017年6月16日 / 08:52 / 4ヶ月後

日銀総裁会見こうみる:市場とのコミュニケーション取れていない=大和住銀 門司氏

[東京 16日 ロイター] -

<大和住銀投信投資顧問・経済調査部部長の門司総一郎氏>

黒田日銀総裁は市場との対話はしっかりやっているおり、今後もやっていく述べた。ただ、少なくとも今回の会見を見る限り、市場とコミュニケーションが取れているとは思えない。

日銀は4月の展望リポートで景気見通しを引き上げ、黒田総裁は先日の国会答弁で長期金利が1%上がった場合、日銀が抱えている国債の評価損がいくらになるか数字を挙げて説明していた。だが、きょうはまただんまりで肩透かしの印象だ。金融政策で動かせるものは付利と国債の買い入れと言ったが、いついくら、どういうふうに動かせるのかなど具体性に欠ける。

出口戦略に関し、会見で時期や手法などに関し踏み込んだ発言が出ると期待していた向きは多かったと思う。マイナス金利を含め、今の金融緩和はさほど役に立っておらず、やめたほうが長期的には株価にはプラスとみる投資家も結構多い。ETF(上場投資信託)の購入も価格形成をゆがめ、日本株が持続的に上昇するために必要な海外長期資金の流入を妨げる。

会見が始まった後、為替がやや円安になったのは出口戦略に関しゼロ回答だったせいかもしれない。出口戦略は基本的には円高要因だ。ただ、リスクオンになったほうが円安になるというのが最近の風潮だ。出口に関し目新しい言及がなかったことで、週明けは円高・株安に振れる可能性がある。

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