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為替こうみる:英総選挙はポンドに逆風、首相処遇など焦点=みずほ銀 唐鎌氏
2017年6月9日 / 00:38 / 4ヶ月前

為替こうみる:英総選挙はポンドに逆風、首相処遇など焦点=みずほ銀 唐鎌氏

[東京 9日 ロイター] -

<みずほ銀行 チーフマーケット・エコノミスト 唐鎌大輔氏>

8日に行われた重要イベントのうち、欧州中央銀行(ECB)理事会は小さなサプライズ、コミー前連邦捜査局(FBI)長官の議会証言は無風、英総選挙は大きなサプライズという受け止めだ。

まずは、ECB理事会でフォワードガイダンスにおける利下げバイアスを削除したことについて、このような修正を行う予兆は前回までの議事要旨から読み取れなかったため、驚きを覚えた。経済見通しでインフレ率をはっきり下方修正しており、今回わざわざ修正する意図がよく分からない。加えて、ドラギ総裁が今後の利下げの可能性を否定しなかったことも疑問が残る。一方、9月理事会での資産購入プログラムの縮小について議論していないという点も新しい情報だった。この点は、7月理事会の注目点となるだろう。

コミー証言は前日に冒頭陳述の原稿が公表されており、既に材料としての織り込みは終わっていたもよう。今のところ、相場への影響は限られている。

問題は英総選挙だ。まだ出口調査の段階だが、メイ首相率いる与党・保守党が過半数割れになる公算が大きいという。今後、最終的な結果が出た後、メイ首相の処遇がどうなるのか、連立政権はどういった組み合わせになるのか、はたまた再選挙はあるのか、などを見極める必要があり、現段階では確たることは言えない。ただ1つ確実なことは、ただでさえ足りない欧州連合(EU)離脱交渉の時間がさらに足りなくなり、市場でブレグジットにおける最大のリスクと見られているクリフエッジ、諸条件の合意なしに離脱する可能性が高まったということだろう。英ポンドが急落したのは、当然の反応と言える。

ドル/円が堅調を維持しているのは、英ポンド/ドルの急落によってドル全体が買われているからにほかならない。それほどまでにポンドが嫌気されている。

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