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為替こうみる:8日の重要イベント集中日は円高か=みずほ銀 唐鎌氏
2017年6月2日 / 02:56 / 5ヶ月前

為替こうみる:8日の重要イベント集中日は円高か=みずほ銀 唐鎌氏

[東京 2日 ロイター] -

<みずほ銀行 チーフマーケット・エコノミスト 唐鎌大輔氏>

欧州中央銀行(ECB)理事会と英総選挙が行われる予定の6月8日に、コミー前連邦捜査局(FBI)長官の議会証言が重なった。2017年上半期の最後のヤマ場となりそうだ。

ECB理事会で、フォーワードガイダンスの文言(「主要金利が長期間ならびに我々の純資産購入を十分に超える期間、現水準もしくはそれを下回る水準で推移すると考えている」)が修正されるとの期待感もあり、ユーロが買われているが、欧州議会でのドラギ総裁の証言などを見る限り、今回の会合で引き締め的な修正をする可能性は低いと思われる。失望でユーロ売り圧力が強まり、クロス円を中心に円高になびきそうだ。

政治リスクの深刻化は円買いで処理されることが多く、コミー氏の議会証言も円高材料になる可能性がある。トランプ政権下では経済政策まで議論が及ばず、拡張財政もままならないとの見方から、ドル売り/円買いで反応することもあり得る。 

その後、英総選挙の開票結果を受け、英ポンドが大きく上下しそうだ。今のところ与党・保守党が勝利するとの見方が優勢だが、保守党が単独過半数を取れないシナリオも一部で警戒されている。その場合、メイ首相の求心力低下が懸念され、英ポンドは対円や対ドルで売られそうだ。法人税引き上げを主張する野党・労働党が勝利した場合も、英国経済の停滞が懸念され、ポンド売りという見方がある。

すべてのイベントが円買いに作用した場合、ドル/円は109円台前半まで下落する可能性がある。このところ110円台では国内勢の買いニーズも根強いが、海外発の円高圧力が続けば抗しきれないだろう。

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