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ECB買い入れ、損失はらむ独連邦債の割合が5月は過去最大
2017年6月6日 / 17:46 / 4ヶ月前

ECB買い入れ、損失はらむ独連邦債の割合が5月は過去最大

[フランクフルト 6日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)が買い入れた利回りが預金金利(マイナス0.40%)を下回る独連邦債の割合が5月は過去最大となったことが6日、明らかになった。ECBが債券買い入れプログラムを通して購入する利回りがプラス圏にある債券が不足し始めている可能性がある。

ECBの買い入れにより独連邦債は供給不足となっており、ECBと独連銀は毎月の買い入れ目標を達成するために利回りがマイナス圏にある短期債の購入を余儀なくされている。

統計によると、5月に買い入れられた独連邦債の償還期限の平均は4年と、ECBが国債買い入れプログラムを導入した2015年3月以来最も短くなった。

6日の相場に基づき計算すると、買い入れられた独連邦債の利回りはマイナス0.58%近辺となり、ECBの中銀預金金利がマイナス0.40%であることを踏まえても、ECBと独連銀は損失を抱えることになる。

独連銀は買い入れプログラムを通して購入した債券で損失が発生した場合に備え準備金を積み立てているが、損失が膨らめば納税者の負担となる。こうしたなか、連邦議会選挙を9月に控えるドイツでECBに対し債券買い入れプログラムの縮小を要求する声が高まる可能性があるとの見方も出ている。

ECBの買い入れプログラムは独連邦債に見られるような市場情勢による制約のほか、ECB自身が定める規定によっても制約を受けている。

5月の買い入れはポルトガル国債が5億0400万ユーロと、過去最低水準に減少した。買い入れ規定に抵触するのを回避するためだ。

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