米FOMCが0.5%利下げ、成長への下振れリスク指摘

2008年 01月 31日 07:08 JST
 
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 [ワシントン 30日 ロイター] 米連邦準備理事会(FRB)は30日の連邦公開市場委員会(FOMC)で、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を0.5%引き下げ3.0%とした。追加利下げは大方の予想通りで、政策金利は2005年6月以来の低水準となった。

 22日に実施した0.75%の緊急利下げと合せると2週間足らずの間に1.25%の引き下げを実施したことになり、近年のFRBの緩和局面で最大級の下げ幅となった。

 今回の利下げ決定は全会一致ではなかった。フィッシャー委員(ダラス地区連銀総裁)は、FF金利の誘導目標の据え置きが好ましい、とし、反対票を投じた。

 FRBが利下げ決定を発表した後、米国株式市場はプラス圏に転じた。また、短期国債の価格は一時的に上昇、米ドル相場は下落した。

 FOMCの声明では「今回の政策措置は、これまでにとられた措置と合わせ、時間とともに緩やかな成長を促進し、経済活動に対するリスクを軽減する一助となるだろう。一方、成長への下振れリスクは引き続き存在する(downside risks to growth remain)」との認識を示し、今後の追加利下げに対して扉を開いておく構えを示した。

 ただし、1月22日の緊急利下げ後に発表されたFOMC声明では「成長に対するはっきりとした下向きリスク(appreciable downside risks to growth)」との表現が使われていた。政策当局者らが今や、政策金利はより適切な水準にある、と考えていることが示唆されている。

 LPLフィナンシャル・サービシズの首席マーケット・ストラテジスト、ジェフ・クライントップ氏は「FRBは先手を打とうとする姿勢を示している」と指摘する。「FRBは今、今回の利下げを受けて、深刻なリセッション(景気後退)という最悪のシナリオが遠のいたことを、おそらく感じているのかもしれない」との見方を示した。

 同日発表された昨年第4・四半期の米国内総生産(GDP)速報値は年率換算で前期比プラス0.6%で、伸びが大幅に減速した。消費者が支出を手控え、住宅建設も落ち込んだ。また、2007年通年の成長率はプラス2.2%と、過去5年間で最も低い成長率となった。   続く...

 1月30日、米FRBはFOMCでFF金利の誘導目標を0.5%引き下げ3.0%とした。写真は22日に撮影したFRBの建物(2008年 ロイター/Kevin Lamarque)
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