インタビュー:アジアでM&A業務強化目指す=大和証券G
[東京 2日 ロイター] 大和証券グループ本社(8601.T: 株価, ニュース, レポート)の鈴木茂晴社長は2日、ロイターとのインタビューで、ホールセール部門の赤字が今後拡大する可能性はほとんどないとの見方を示した。足元は潤沢なディールフローに支えられ、投資銀行業務が黒字化する展望を示した。
鈴木社長は、また、今年末で三井住友フィナンシャルグループ(8316.T: 株価, ニュース, レポート)とのホールセール部門での提携が終わった後のグループ全体の収益性について、得るものも失うものも両方あるため、中期経営計画に掲げた2011年度に経常利益2000億円以上を稼ぐ方針を変える必要はないとも語り、収益力の拡大に自信を示した。
鈴木社長は、その過程でリスクは正しいと判断すれば、取るべき部分で取ると強調。また、アジアでのM&Aアドバイザリー業務を強化するため、現地の金融機関との提携や買収などを検討することを明らかにした。
金融機関の自己資本規制をめぐっては、国際的に規制強化の流れにあり、日本では野村ホールディングス(8604.T: 株価, ニュース, レポート)が2度目の公募増資に踏み切った。大和は7月に公募増資で約2000億円の資本増強を行ったが、鈴木社長はこれ以上の調達について「当面は必要ない」と話した。
大和は10月30日に発表した2009年4─9月期の連結決算で最終損益が198億円の黒字と、前年同期の赤字から改善した。ただ、7─9月期は、三井住友フィナンシャルグループ(8316.T: 株価, ニュース, レポート)との合弁が12月末で解消されるホールセール部門、大和証券SMBCの当期損益が8億円の赤字。グループ全体の当期利益は19億円にとどまり、トムソン・ロイター・エスティメーツによる主要アナリスト3人の予測平均値70億円を下回った。
インタビューの主な内容は以下の通り。
──上期決算の総括を。
「自慢できるものではない。リテールはマーケットのボラティリティが小さいなかで、着実に利益を積み上げられるようになった。(顧客資産)残高もしっかり積み上がってきた。しかしホールセールは、全体として収入が少ないなかで、自己資金投資部門で評価損の計上もあったため振るわなかった。(三井住友との)提携解消の後に向けての準備をしていかなければならない」 続く...
為替「非常に大きな影響」
パナソニックの大月均専務(海外担当)は26日、ロイターのインタビューに応じ、この日14年ぶりにドル/円が86円台へ突入したことについて「非常に大きな影響を受ける」と述べた。 ビデオ | 記事の全文












