ブラジル、海外市場で自国通貨建て債券発行を検討=財務相
[ロンドン/サンパウロ 5日 ロイター] ブラジルのマンテガ財務相は5日、国際通貨としてのレアルの役割を向上させるため、自国通貨建て債券を国際資本市場で発行する計画を明らかにした。ただ、具体的な発行時期は未定という。
財務相はロンドンでの会合の合間、ロイターとのインタビューで自国通貨建て債券の発行について「われわれは過去に行ったが、将来も行う意向だ。レアルを国際通貨に育成する一方法である。国際資本市場での発行時期はまだ決まっていない」と述べた。
ブラジルは先月、資金流入とレアル高の抑制策として、海外からの株式および債券への投資資金に対し2%の金融取引税を導入した。レアル相場は今年33%近く上昇している。
財務相の発言は5日付のフォルハ・デ・サンパウロ紙の報道を確認したもの。
同紙は情報源を特定せずに、ブラジル政府が自国通貨高抑制策の一環として、国際資本市場でレアル建て債券の発行などを検討している、と報じていた。
政府は、外貨をブラジルに持ち込む必要性をなくし、外国人投資家が株式と債券を海外で決済できるようにすることも検討しているという。
現在、非居住者によるブラジルへの投資は国内に口座を開設し、保証金を預け入れることが義務付けられているが、この規制を撤廃することも検討されている。計画では、外国人投資家は自己資金を海外に残し、証券取引所が運営する海外の口座に保証金を預託できるようになる。
また、政府がレアル建て債券を国際資本市場で売却することにより、外国人投資家はブラジルの資本市場にドルを持ち込まなくても高利回りのブラジル債を購入できる選択肢が与えられる。
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