カナダの雇用市場、本格的な景気回復まで低迷続く見通し=財務相
[オタワ 5日 ロイター] カナダのフレアティ財務相は5日、一部のセクターでは雇用者数の増加がみられるものの、本格的な景気回復が確実となるまでは雇用市場の低迷は続くとの見方を示した。
同財務相は記者団に対し「建設セクターで一部勇気付けられる兆候が見受けられるが、全体的には雇用者数は引き続き弱い見通しだ」と指摘。「月にもよるが、景気回復がはっきりと確実になる必要がある。そうなれば、企業は投資を再開し、雇用者数も増加するだろう」と述べた。
カナダ統計局は6日、10月の雇用統計を発表する予定。予想では雇用者数が1万人増加すると見込まれている。
またカナダ経済は安定化の時期にあるとの見方を示し、自動車販売や建設セクターにおいて、消費者信頼感に一部改善の兆しが見られると指摘。この緩やかな回復基調が2010年も継続することを望むと述べた。
一方同相は、英スコットランドで開かれる20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議にあたり、銀行システムのモラルハザードへの懸念をあらためて表明し、カナダは「大きくてつぶせない」として、規模の大きさで金融機関を差別する考えには反対する、との立場を明確にした。
また会議では、気候変動への取り組みに向けた資金の確保や協調的な出口戦略の実施についても協議されるとの見方を示した。
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