再送:焦点:米FRB議長、2期目は政治的介入への対応も試金石

2009年 08月 26日 22:07 JST
 

 [ワシントン 25日 ロイター] オバマ米大統領は25日、バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長を再指名した。しかしバーナンキ議長は、くしくも大統領の正式表明の前後に2期目の自分を待ち受ける厳しい課題を再認識させられた。

 24日夜、連邦地裁は、FRBが緊急資金供給措置などに関する情報開示を拒んだのは連邦情報公開法(FOIA)違反とする裁判で、FRBの情報開示拒否は不適切との判断を示した。

 25日、バーナンキ議長がオバマ大統領の傍らで、より安定した経済・金融環境を取り戻すと約束してから1時間足らず後に公表された2種類の財政見通しは、バーナンキ議長が近く直面する政策ジレンマを鮮明にした。

 バーナンキ議長は、景気回復を阻害することなく緊急資金供給措置を終了させ、金利を正常化しなければならない。議員の怒りを鎮め政治の介入を防ぐ必要もある。

 RBSグリニッチ・キャピタルのエコノミスト、ステファン・スタンレー氏は「FRBにとって向こう2─3年の最大の挑戦は、政治的に強い反対にあいながらも政策を大幅、おそらく急激に引き締めることができるかだ」とみている。

 すでに議会ではFRBを追及するムードが広がっている。議員の多くは、FRBが投資銀行のベアースターンズや保険大手アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)(AIG.N: 株価, 企業情報, レポート)の秩序ない破たんを防ぐために巨額をかけた救済に動いたことは権限逸脱と考え、FRBに条件など具体的な情報開示を求めている。

 FRBに緊急資金供給措置の情報開示を命じる法的判断が下ったいま、バーナンキ議長は、非公開を主張する理由を一段と厳しく追及されると予期できるだろう。

 現在FRBは判決内容を検討しているところだが、RBSのスタンレー氏は、FRB敗訴が決まれば金融機関の動揺は大きいとみており「新聞の一面に名前が出て欲しいなどと思う銀行はなく、FRBの緊急融資を受けるのをやめようとするだろう」と述べた。  続く...

 
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