五輪=ソフトボール日本代表が決勝進出、上野が2試合連続の好投
[北京 20日 ロイター] 北京五輪で悲願の金メダルを目指すソフトボール日本代表は20日、決勝進出を懸けてオーストラリアと対戦し、延長12回タイブレークの死闘の末、4─3で勝利を手にした。21日に米国との決勝に臨む。
豊台ソフトボール球場で行われたこの日の試合の先発はエース上野由岐子。延長9回で敗れた午前の米国戦に続く登板で、初回にはオーストラリアの先制点を許したものの、その後は7回まで追加点を許さなかった。日本は4回に廣瀬芽の2ランで逆転し、7回も逃げ切るかにみえたが、2アウトからKerry Wybornに本塁打を浴び、同点で延長タイブレークに突入した。
延長に入った後も互いに点が取れなかったが11回にオーストラリアが1点を追加し、直後に日本も1点を返した。12回にはオーストラリアを無失点で抑えた後、ようやく日本が西山麗のタイムリーで1点を加えて、勝利した。
上野の投球は午前の米国戦と合わせると21ニングに及んだ。通常なら3試合分の投球だが上野は「勝ったうれしさで興奮している。疲労感はあるので明日に向けしっかりケアしたい」と語った。米国戦では延長9回で一気に4点を許し、敗因となったことから「1点取られても次で食い止めれば(打線が)何とかしてくれる」と信じ、集中した投球を続けたという。
斎藤春香監督は上野を2試合連続で登板させたことについて「負けられない試合なので一戦必勝の思いで、エースの上野を送り込んだ」と述べた。最後まで上野を交代しなかったことについても「1イニングずつ上野の体調とコンディションを確認しながら、本人が行けるというので続けさせた。上野は心も体も集中してがんばっていたので、上野と心中という気持ちで臨んだ」と語った。
明日の決勝について斉藤監督は「戦略は今夜寝ないで考える」と述べるにとどめた。投手については、「上野はスタミナもあり、尻上がりで調子も上がっているので明日も可能性はある。もちろん他の3人も考えられるので、状態次第で決める」と語った。
(ロイター日本語ニュース 大林優香記者)
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