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骨太方針、外国人材受入れ「真摯」に修正 薬価引き下げも削除
2017年6月9日 / 09:38 / 3ヶ月前

骨太方針、外国人材受入れ「真摯」に修正 薬価引き下げも削除

 6月9日、政府は、2017年の「経済財政運営と改革の基本方針」(骨太方針)の最終案を閣議決定した。骨太方針では素案にあった一般の外国人労働者の受け入れを巡る課題について削除され、今後「真摯に検討を進める」との表現に変更された。写真は安倍首相、5月撮影(2017年 ロイター/Toru Hanai)

[東京 9日 ロイター] - 政府は9日、2017年の「経済財政運営と改革の基本方針」(骨太方針)の最終案を閣議決定した。骨太方針では素案にあった一般の外国人労働者の受け入れを巡る課題について削除され、今後「真摯に検討を進める」との表現に変更された。

また薬価の抜本的改革部分も、先発医薬品の実質値下げに関する部分が取り下げられた。

働き方改革について、高度外国人材は積極的に受け入れるとしながらも、「専門的・技術的分野とは評価されない分野の外国人材」の受け入れについては、当初素案にあった日本人の雇用への影響、産業構造への影響、教育、社会保障等の社会的コスト、治安など幅広い観点から、国民的コンセンサスを踏まえつつ検討すべき課題」との一文が削除された。また「移民政策と誤解されないような仕組みや国民的なコンセンサス形成の在り方などを含めた必要な事項の調査・検討を政府横断的に進めていく」との表現も変更され、「外国人材受け入れの在り方について、総合的かつ具体的に真摯に検討を進める」と修正された。

人手不足を補うために外国人労働者を受け入れるニーズがある一方で、実際に受け入れる際の様々な微妙な問題もあるため、今後真剣に議論する姿勢を示したものともいえる。

薬価制度の抜本改革の部分では、先発医薬品価格の引き下げが見送られた。「後発医薬品価格を超える部分について、保険財政の持続可能性や適切な給付と負担の観点を踏まえ、原則自己負担とすることや、後発医薬品価格まで価格を引き下げることを含め検討し、本年末までに結論を得る」とした部分が削除された。

その他の部分はほぼ素案通りで、働き方改革の推進、人材投資や教育の質の向上、生産性の向上などを掲げた。社会保障については診療報酬と介護報酬の同時改定や医療計画の実施など18年度を節目の年として、改革の有機的な連携を進めることとした。

経済財政運営については、財政健全化目標として債務残高の国内総生産(GDP)比率の安定的な引き下げを20年度の基礎的財政収支黒字化目標と「同時に」目指すとの位置づけに変更。消費税率の10%への引き上げについての言及はなかった。

中川泉

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