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アカデミー作品賞は「ムーンライト」、前代未聞の誤発表も
2017年2月27日 / 05:30 / 7ヶ月前

アカデミー作品賞は「ムーンライト」、前代未聞の誤発表も

 2月26日、第89回米アカデミー賞の授賞式が開催され、作品賞には「ムーンライト」が輝いた。写真右はオスカーを掲げるバリー・ジェンキンス監督(2017年 ロイター/Lucy Nicholson)

[ロサンゼルス 26日 ロイター] - 第89回米アカデミー賞の授賞式が26日、ハリウッドで開催され、作品賞には、バリー・ジェンキンス監督の「ムーンライト」が輝いた。当初、「ラ・ラ・ランド」が作品賞受賞と間違えて発表されるという前代未聞のハプニングもあった。

ロサンゼルスを舞台としたミュージカル映画「ラ・ラ・ランド」は、過去最多の14ノミネートだったが、6部門で受賞した。作曲賞や主題歌賞、そして32歳のデイミアン・チャゼル監督は、最年少でのオスカー受賞監督となった。

「ラ・ラ・ランド」のキャストと制作スタッフがステージに登壇して受賞スピーチを始めたところ、プロデューサーの1人がそれを中断し、真の受賞作品は「ムーンライト」だと述べ、受賞作品が書かれた紙の入った封筒を掲げた。

プレゼンターを務めたベテラン俳優のウォーレン・ベイティは、自分とフェイ・ダナウェイが間違った作品名を発表したのは、渡された封筒に主演女優賞を受賞したエマ・ストーンの名前と彼女が主演する作品名「ラ・ラ・ランド」が書かれていたからだと釈明した。

アカデミー賞の歴史において、これほど大きな誤発表は初めてで、3時間に及んだショーをすっかり白けさせるハプニングとなった。

米映画芸術科学アカデミーや、投票を監督したプライス・ウォーターハウス・クーパーからはコメントを得られていない。

主演女優賞を獲得したエマ・ストーンは記者団に「これまで見たアカデミー賞の中で一番めちゃくちゃな瞬間だった」と述べた。

作品賞を獲得した「ムーンライト」(日本公開4月28日)は、若い黒人男性が貧困や自身の性的趣向と格闘しながら成長する姿を描いた作品。マハーシャラ・アリが選ばれた助演男優賞や脚色賞も獲得し、3部門でオスカーを受賞した。

助演女優賞は、黒人家族のファミリードラマ「Fences(原題)」のビオラ・デイヴィスが選ばれた。

作品、俳優のいずれをとっても、有色人種の俳優はノミネートすらされなかった昨年のアカデミー賞とは対照的な結果となった。

ムーンライトのプロデューサーは、この映画が、黒人少年や有色人の少女など自分が社会的に疎外されていると感じる人々を元気づけられれば良いと思う、と語った。

「マンチェスター・バイ・ザ・シー」(同5月13日)のケイシー・アフレックが主演男優賞に選ばれた。

この日の授賞式では、司会を務めたジミー・キンメルがトランプ大統領をネタにしたジョークを飛ばすなど、大統領の政策への強い抗議で彩られた賞シーズンを締めくくったが、授賞式全体では穏やかなものだった。

ただ、外国語映画賞を受賞したイラン映画「セールスマン」(同6月)のアスガル・ファルハディ監督は、トランプ大統領の入国制限政策への抗議から授賞式をボイコットし、代読されたスピーチで、自分の不在は「米国への入国を禁ずる非人間的な法律」によるもので、この法律が世界を『われわれ』と『われわれの敵』に二分し、攻撃や戦争の大義を作り出す」と強く批判した。

*写真を追加して再送します。

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