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アディダスが通年見通し引き下げ、ロシア情勢やゴルフ部門不振で
2014年7月31日 / 19:28 / 3年前

アディダスが通年見通し引き下げ、ロシア情勢やゴルフ部門不振で

 7月31日、アディダスは通年の業績見通しを下方修正した。写真は同社のロゴマークと株主ら。ニュルンベルク付近で2008年5月撮影(2014年 ロイター/Michaela Rehle)

[ベルリン 31日 ロイター] - 世界2位のスポーツ用品メーカー、独アディダス(ADSGn.DE)は31日、ゴルフ部門の不振や政情不安のロシア市場へのエクスポージャーを理由に、通年の業績見通しを下方修正した。

欧州株式市場で、アディダスの株価は一時16%下落し、2年ぶりの安値をつけた。

第2・四半期売上高は前年同期比2%増の34億7000万ユーロ(46億ドル)。為替変動の影響を除くベースでは同10%増だった。

同社帰属の純利益は1億4400万ユーロ。

同社は為替変動の影響、サッカー・ワールドカップ(W杯)に絡む宣伝費用の拡大、ゴルフ用品の売上高減が足かせになったことを指摘した。

2014年の通年売上高(為替変動の影響除く)は1ケタ半ばから後半の伸び率になると予想。従来予想は1ケタ後半の伸び率としていた。

通年の純利益については、約6億5000万ユーロとし、従来予想の8億3000万─9億3000万ユーロから下方修正した。トムソン・ロイター・スターマイン・スマートエスティメーツがまとめたアナリスト予想は、純利益が8億3000万ユーロ、売上高が147億ユーロ。

傘下のゴルフ用品メーカー、「テーラーメイド」の第2・四半期売上高は18%減。在庫商品の販売のもたつきが響いた。

在庫圧縮に向け、下期に一段の方策を講じるほか、同部門の再編計画を打ち出す方針を明らかにした。

同部門の売上高は昨年、全体の売上高の約9%を占めていた。

売上高の約7%を稼ぎ出すロシア市場については、投資を縮小する方針を発表した。

ウクライナ危機を受け、通貨ルーブルが下落していることや、消費者心理や支出を脅かすリスクが高まっていることを理由に挙げた。

同社はロシア国内で1000店舗超を展開している。

アナリストの間からは、競合の米ナイキ(NKE.N)との競争を指摘する声が聞かれた。

ユニオン・インベストメントのファンドマネジャー、インゴ・スピーチ氏は「思わしくない環境は言い訳にならない。ナイキが主要市場でアディダスのシェアを奪っている」と述べた。

ユーロモニターによると、ナイキは2013年、世界のスポーツ用品市場で15%のシェアを確保した。アディダスは10.8%だった。

ナイキは、アディダスの牙城である西欧でも勢いを増している。

アディダスは今後1年半で北米や西欧でマーケティングを拡大し、ナイキに攻勢をかけるとしている。

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