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豪・NZの銀行が競って預金金利引き上げ、金融緩和に逆行
2016年8月17日 / 05:36 / 1年前

豪・NZの銀行が競って預金金利引き上げ、金融緩和に逆行

 8月16日、 オーストラリアとニュージーランドの銀行は、中銀が政策金利を引き下げる中で預金金利の引き上げを競っている。写真はシドニーにあるオーストラリア中央銀行の前を通るビジネスマン。2015年11月撮影(2016年 ロイター/Jason Reed)

[シドニー 16日 ロイター] - オーストラリアとニュージーランドの銀行は、中銀が政策金利を引き下げる中で預金金利の引き上げを競っている。預金者の獲得を図るためで、金利低下が進む世界的な流れとかけ離れた動きとなっている。

世界的にみると金利はゼロ近辺かマイナスに下がり、利回りを求める投資家は銀行預金から資金を引き揚げて債券や株式、不動産などに投資している。

しかし銀行にとって預金は貸し出しの原資として不可欠。オーストラリアでは、銀行に対して低リスクの長期預金の保有を増やすよう義務付ける新規則が年内に導入されることになっている。

オーストラリアとニュージーランドの中央銀行はいずれも今年に入ってから2回、計50ベーシスポイント(bp)の利下げを実施したが、貸し出し金利の低下幅はこれよりも小さく、預金金利にいたっては最大で85bpも上昇した。

ニュージーランド中銀は前週、政策金利を25ベーシスポイント(bp)引き下げた。銀行が融資金利を5─10bp引き下げるなか、ウィーラー総裁は会見で、政策金利の引き下げが他の金利に波及することを望んでいると述べた。

オーストラリアは大手4銀行の住宅ローン金利が4%程度で、政策金利は過去最低の1.5%だ。1年物預金金利は2.4─3%だが、アナリストは今後さらに上昇すると見込んでいる。

UBSのアナリストのジョナサン・モット氏は「預金者獲得競争が勃発しそうだ」と指摘。モルガン・スタンレーのアナリストのリチャード・ワイル氏も預金獲得をめぐる競争を予想した。

(Swati Pandey記者)

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