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豪中銀、アジア勢の不動産購入のリスク指摘=金融安定報告
2016年4月15日 / 02:42 / 1年前

豪中銀、アジア勢の不動産購入のリスク指摘=金融安定報告

 4月15日、豪準備銀行(RBA)は、金融安定報告書を公表し、国内金融市場は全体として良好だが、住宅・商業・資源セクターのリスクが高まっており、注視する必要があるとの認識を示した。シドニーで3月撮影(2015年 ロイター/David Gray)

[シドニー 15日 ロイター] - 豪準備銀行(RBA)は15日、金融安定報告書を公表し、国内金融市場は全体として良好だが、住宅・商業・資源セクターのリスクが高まっており、注視する必要があるとの認識を示した。

報告書は「住宅開発業者向けの融資や、銀行の商業用不動産ポートフォリオで、多額の損失が発生する可能性がリスクの1つだ。過剰供給への懸念がある」と分析。

「銀行の資源関連のエクスポージャーも、さらに圧力を受ける兆しが出ている。ただ、これは、銀行のエクスポージャー全体のごく一部にすぎない」との見方を示した。

昨年の商業用不動産の取引のうち40%は外国人の購入によるもので、不動産価格上昇の原因になったとも指摘。

特に、住宅・商業用不動産とも中国人投資家の購入が目立つとし「もし、中国勢の需要が大幅に低下すれば、国内不動産価格の重しとなり、銀行の広範な不動産関連エクスポージャーの損失につながる恐れがある」との見方を示した。

これらの国内リスクのいずれも、それだけでは金融システムの機能を大幅に低下させるには至らないものの、他で生じた大きなショックを悪化させる可能性はあるとした。

また、豪国内銀行の海外エクスポージャーで最大の位置を占めるニュージーランドのリスクに言及。「高水準の住宅ローン債務や住宅価格の急速な上昇が、価格調整が銀行資産の質に悪影響を与えるリスクを高めている一方、乳製品価格の低迷と地価下落はデフォルト(債務不履行)や酪農業界向け融資が焦げ付く可能性を高めている」と指摘した。

ただ、豪国内銀行は資本強化や流動性改善によって回復力が高まっており、規制当局が策定中の一連の政策措置によって銀行の基盤はさらに強化されるとの見方を示した。

報告書は「こうした措置は中期的に金融安定性を向上させるとみられる。一方で、これらが銀行のインセンティブと行動にどのように影響しているかを注視し続けることが重要になる」としている。

*内容を追加します。

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