2017年3月7日 / 04:19 / 7ヶ月前

豪中銀の声明全文

 3月7日、政策理事会はきょうの会合で、政策金利のキャッシュレートを1.50%に据え置くことを決定した。写真はオーストラリア準備銀行(RBA)の建物。シドニーで2月撮影(2017年 ロイター/Steven Saphore)

[シドニー 7日 ロイター] - オーストラリア準備銀行(RBA、中央銀行)が7日、政策理事会後に発表した声明は以下の通り。

政策理事会はきょうの会合で、政策金利のキャッシュレートを1.50%に据え置くことを決定した。

世界経済の状態は最近数カ月間、回復を続けてきた。企業と消費者の信頼感はいずれも上向いている。トレンドを上回るペースでの成長は、多くの先進国経済で見込まれるが、不透明感も残る。中国ではインフラや不動産建設における支出拡大が成長を下支えしている。この、成長と借り入れ急増という構成は、中国の成長において中期的なリスクが残ることを意味する。世界経済の回復はコモディティー価格の上昇につながり、豪州の国民所得を大幅に押し上げる要因となっている。

コモディティー価格の上昇も一因となり、インフレ率は大半の国で上昇した。長期債券利回りも前年より上昇しているが、歴史的に見れば引き続き低水準となっている。米利回りは一段と上昇することが見込まれ、他の主要国経済において追加緩和が実施される見込みはもはやない。金融市場は効果的に機能しており、株式相場はおおむね上昇した。

豪経済は、鉱業投資ブーム後の移行が続いている。2016年の成長率は2.5%程度となった。輸出は底堅く増加し、非鉱業の設備投資はここ1年間で増加した。企業と消費者の信頼感はおおむね平均水準もしくは平均を上回る水準だ。消費の伸びは年末にかけてより底堅く推移したが、家計所得の伸びは引き続き低水準となっている。

見通しは引き続き低水準の金利に支援されている。金融機関は引き続き貸し出す態勢にある。2013年以降の通貨安も、鉱業投資ブーム後の移行期の経済を支えている。通貨高はこの調整を複雑にする可能性がある。

労働市場の指標は引き続きまちまちで、国内の雇用の状況には依然かなりのばらつきがみられる。過去1年間失業率は5.75%前後で推移したが、雇用の増加はパートタイムが中心だった。先行きを示す指標は今後の雇用拡大を示している。

インフレはかなり低い水準にとどまっている。労働コストの伸びが引き続き抑制される中、基調インフレは当面低水準にとどまる公算が大きい。総合インフレ率は、2017年中に2%を超える見通しで、基調インフレの伸びはそれよりもやや緩やかになる見込み。

住宅市場の状況は地域によってかなりの差異がみられる。一部の市場は強い状況で価格が大幅に上昇している。他の市場では価格が下落している。東部の主要都市では今後数年、かなりの数の集合住宅の追加供給が計画されている。家賃は20年ぶりの緩やかな伸びとなっている。ここ数カ月で投資家の住宅向けの借り入れは上向いた。監督機関による措置が貸し出し基準の厳格化に一部寄与した。

入手可能な情報を考慮し、理事会は今回の会合で金融政策スタンスを維持することが、持続可能な経済成長およびインフレ目標の達成と一致していると判断した。

*内容を追加しました。

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