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ホンダ、事故認識後にタカタに設計変更要請 エアバッグ部品めぐり
2016年3月25日 / 03:55 / 2年前

ホンダ、事故認識後にタカタに設計変更要請 エアバッグ部品めぐり

[デトロイト 24日 ロイター] - ホンダ(7267.T)車に搭載されたタカタ7312.T製エアバッグインフレーター(ガス発生装置)破裂が計5件の死傷事故に関連すると判明した後の2009年8月に、ホンダがサプライヤーのタカタに設計変更を要請していたことが分かった。その一方で米当局には通知していなかったという。ホンダがロイターの問い合わせに事実関係を認めた。

 3月24日、ホンダ車に搭載されたタカタ製エアバッグインフレーター(ガス発生装置)破裂が計5件の死傷事故に関連すると判明した後の2009年8月に、ホンダがサプライヤーのタカタに設計変更を要請していたことが分かった。写真はマイアミで昨年6月撮影(2016年 ロイター/Joe Skipper)

ホンダはタカタに対し「フェイルセーフ(障害が発生した際、安全に制御するための設計)」を施したエアバッグインフレーターの製造を要請していた。2009─11年のタカタの技術資料や内部メモをロイターが確認した。

複数の法律専門家、およびホンダやタカタを訴えている弁護士によると、再設計はこれまで明らかにされておらず、14年の大幅なリコール(回収・無償修理)拡大より前からインフレーターの安全性リスクについてホンダが認識していたことを示しており、係争中の訴訟で両社が一段と守勢に回る可能性がある。

米国法では、各自動車メーカーは安全性リスクやその防止策を米道路交通安全局(NHTSA)に報告する義務がある。

しかし、ホンダの広報担当者クリス・マーティン氏は、安全性リスクは特定の設計上の欠陥というよりもタカタの製造誤差に関わるもので、再設計を当局に通知する義務はないと説明。ホンダが再設計を要請したのは「将来における製造誤差の可能性を防ぐ」ためであり、「インフレーターのより大規模な設計上の不具合を認識していたのではない」としている。

同氏によると、ホンダは2011年に一部の車に改良済みインフレーターの搭載を始め、現在も採用している。さらなる欠陥に気付いたため、リコールを拡大したという。

NHTSAのブライアン・トーマス報道官は、設計変更およびホンダがNHTSAに通知する法的義務があったかどうかについてコメントを拒否した。

タカタは声明で「顧客自動車メーカーの求めに応じて」複数のバージョンによる再設計インフレーターを「試験・展開した」ことを認めた。さらに具体的な質問や、設計変更理由に対するホンダの説明については回答しなかった。

タカタはこれまで、破裂の一部は工場における製造誤差に関連していることを認めている。

ホンダはタカタの最大の顧客企業であり、ホンダはタカタ株を少数保有している。

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