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アングル:米銀決算が14日に集中、アナリストはてんてこ舞い
2017年7月4日 / 05:09 / 3ヶ月前

アングル:米銀決算が14日に集中、アナリストはてんてこ舞い

 6月30日、米国では7月、大手銀の四半期決算が同じ日に集中する。もう4四半期前からこうした状態で、アナリストは処理し切れないと悲鳴を挙げている。ニューヨーク証券取引所前で2009年2月撮影(2017年 ロイター/Eric Thayer)

[30日 ロイター] - 米国では7月、大手銀の四半期決算が同じ日に集中する。もう4四半期前からこうした状態で、アナリストは処理し切れないと悲鳴を挙げている。

バークレイズのアナリスト、ジェーソン・ゴールドバーグ氏は6月30日のリポートで、時価総額ベースで上位19行のうち10行の決算が7月14日と21日に集中していることについて「とても手に負えない」と不平を漏らした。

大手銀の決算発表日、アナリストは大忙しだ。専門用語だらけの分厚い書類を読み解き、経営陣や投資家向け広報(IR)が行ういくつもの電話会議をはしごし、締め切り厳守でその銀行株が「買い」か「中立」か「売り」かの最終判断を下さなければならない。

午前7時前には職場に着き、遅くまでレポートの作成に忙殺される。

14日には株式市場の寄り付き前に、JPモルガン・チェース(JPM.N)、シティグループ(C.N)、ウェルズ・ファーゴ(WFC.N)、PNCファイナンシャル・サービシズ・グループ(PNC.N)、ファースト・リパブリック・バンク(FRC.N)の5行が決算を発表する。

JPモルガンがアナリストとの電話会議を始めるのは米東部時間の午前8時半。続いてPNCが9時半、ウェルズ・ファーゴが10時、シティグループが11時半に、矢継ぎ早に電話会議を行う。それぞれの所要時間は通常1時間以上だ。

投資運用会社ダイヤモンド・ヒルの調査アナリスト、タイラー・ベントュラ氏は「てんてこ舞いになるだろう。なにしろ全行が寄り付き前に決算を発表するんだから。『あの会議では何て言ってた?あっちの会議では?』とバタバタだ」と語る。

最近まで、大手6行のうち2行以上の決算発表が同じ日に重なることは珍しかった。ロイターの分析では、2016年半ばまでの22四半期には2度しかない。

何が変わったのかは定かでない。

銀行によると、決算発表日は取締役会の日程や最高経営責任者(CEO)の休暇や旅行日程によって決まり、他行とスケジュールをすり合わせることはしない。

JPモルガンやウェルズ・ファーゴなど一部の銀行は最近、何年も前に発表日を設定するようになったが、大半は今も数カ月前に決めている。

かつてファースト・ホライズン・ナショナル・コープ(FHN.N)の最高財務責任者(CFO)を務めたマーティー・モスビー氏は、自分の上司だったCEOらは、たとえ市場の関心が他行に奪われることがあっても、財務の強さを示すためになるべく早期の決算発表を望んでいたと明かす。

モスビー氏は現在、バイニング・スパークスで銀行株アナリストを務めている。同氏は「1日に5行が発表したら、とても手が回らない。きちんと処理するには3行ぐらいが限界だ」と語り、銀行に発表を遅らせるよう勧めている。

(Olivia Oran記者 David Henry記者)

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