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英輸出業者、ポンド安にいつまでも依存できず=中銀副総裁
2017年3月23日 / 11:48 / 6ヶ月前

英輸出業者、ポンド安にいつまでも依存できず=中銀副総裁

 3月23日、イングランド銀行(英中央銀行)のブロードベント副総裁は、金利は上昇する可能性があるとした上で、欧州連合(EU)離脱後の英国の先行きに関して投資家の間で強い懸念があるとの認識も示した。写真は2015年11月撮影(2017年 ロイター/Neil Hall)

[ロンドン 23日 ロイター] - イングランド銀行(英中央銀行)のブロードベント副総裁は23日、英国の輸出業者は昨年の欧州連合(EU)離脱決定を受けたポンド安にいつまでも依存することはできないとの考えを示した。

ブロードベント副総裁はインペリアル・カレッジで行った講演で、昨年6月のEU離脱決定以来、英ポンドは対ドルで約16%下落したと指摘。通常の状況ではこうした状況は輸出業者に対する強いインセンティブとなるが、英国が実際にEUを離脱した後の貿易の見通しに対する先行き不透明感があるため、企業はすでに投資判断を抑制している可能性があると述べた。

そのうえで、多国籍企業や海外投資家は通常なら英ポンド安を受け英国に投資すると考えられるが、EU離脱に絡む長期的な先行き不透明性により今回は別の姿勢をとる可能性があると指摘。「外国為替市場で見られる強い慎重な見方は幾分、投資家や企業にも当てはまると考えている」と述べた。

英中銀はEU離脱決定を受け昨年8月に政策金利を過去最低水準に引き下げることで対応。以来低金利政策を維持しており、前週16日の金融政策委員会でも金利据え置きを決定したが、フォーブス委員が25ベーシスポイント(bp)の利上げを主張し、決定は8対1と昨年7月以来初めて票が割れた。

ブロードベント副総裁は今後利上げを主張するかどうかについては明らかにしなかった。ただ、英国への投資を検討している企業の間でEU離脱の長期的な見通しに対する懸念が出ていることで、堅調な輸出による恩恵が打ち消される可能性はあるとの考えを示した。

同副総裁は講演後の質疑応答で「金利が上向く可能性は十分ある。われわれの予測はかなり緩やかな上昇に限られるが、それでも上昇するだろう」と語った。一方、英国の景気先行きを巡る懸念がこの見通しを圧迫しているとも指摘した。

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