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世界経済の回復で「早期」利上げの準備整う=ブレイナード米FRB理事
2017年3月1日 / 23:20 / 7ヶ月前

世界経済の回復で「早期」利上げの準備整う=ブレイナード米FRB理事

 3月1日、米連邦準備理事会(FRB)のブレイナード理事は、世界経済の回復と堅調な米国経済は、FRBによる利上げが「早期に」適切となることを意味するとの見解を示した。ハーバード大学での講演で語った(2017年 ロイター/Brian Snyder)

[ボストン 1日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)のブレイナード理事は1日、世界経済の回復と堅調な米国経済は、FRBによる利上げが「早期に」適切となることを意味するとの見解を示した。ハーバード大学での講演で語った。

ブレイナード理事は「米経済は完全雇用に近づいており、インフレ率も目標に徐々に向かっている。海外の成長はよりしっかりしたものとなり、見通しに対するリスクは以前よりも均衡しつつある」と発言。

「成長の継続を踏まえると、追加的な緩和措置を段階的に取り除くことが早期に適切となる可能性が高い」と述べた。

中国経済の復調や欧州中央銀行(ECB)の債券買い入れが奏功していることに触れ、「ここ数年にわたり、利上げの重要な『制約要因』となっていた外部環境は以前よりも落ち着いた」と述べた。

このところ、FRB当局者からは、早ければ3月中旬の連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げ決定を示唆する発言が相次いでいる。

ブレイナード理事は、過去2年にわたり欧州の問題や中国の成長鈍化が米国に悪影響が及ぼす可能性に懸念を示し、利上げにも慎重だった。だが今回、「早期の」利上げに言及したことで、3月の利上げ観測がさらに強まるとみられる。

理事は、FRBのバランスシートについては、金利が一段と上昇するまでは現在の規模を維持するという計画を引き続き支持すると表明。バランスシート政策は経済への影響が明らかでないため利上げに「劣後」すべきとの見方を示した。

理事の講演と質疑応答では、トランプ氏の大統領選勝利後に突如浮上した政治および経済の先行き不透明感に話題が及んだ。

理事は、トランプ大統領がFRBのイエレン議長を1年以内に交代させたとしても、FRBは新議長に対応し、中銀としての業務を「継続」できる強固な組織だとの考えを述べた。

ただ、トランプ政権の経済政策は大半が明らかにされていないため、FRBは経済を見通しにくい状況にある。

理事は財政拡大策について、「インフレ上昇と一致する方向に向かう傾向があり、その結果、金利の軌道上昇につながる」と指摘。その仕組みや期間次第では、「潜在成長や総供給に大きな変化をもたらさない」と述べた。

一方、トランプ政権の経済政策をめぐる期待感で企業と投資家の信頼感が改善したとも述べた。

*内容を追加します。

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