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UPDATE 1-トランプ氏当選で国際金融へのリスク増大=カーニー英中銀総裁
2016年11月30日 / 15:57 / 10ヶ月前

UPDATE 1-トランプ氏当選で国際金融へのリスク増大=カーニー英中銀総裁

(内容を追加しました。)
    [ロンドン 30日 ロイター] - 英イングランド銀行(中央銀
行)のカーニー総裁は30日、トランプ氏の米大統領選勝利により、金
利上昇や貿易減少を起因とする世界経済への脅威が高まったとの認識を
示した。
    中銀はこの日公表した半期に一度の金融安定報告書で、中国の急激
な信用の伸びや英国の無秩序な欧州連合(EU)離脱、巨額の英経常赤
字、ユーロ圏銀行システムの健全性をめぐる懸念が英金融システムに対
するリスクとも指摘した。
    カーニー総裁は会見で、トランプ氏の大統領当選後に米金利が大き
く上昇した点に言及した。
    報告書では、これが過去最低水準にある世界の金利を激しく押し上
げる前触れとなる可能性があると指摘。「先進国の国債利回りの上昇は
、世界貿易縮小のリスクと相まって、高水準の債務を抱える新興国市場
経済に関連した脆弱(ぜいじゃく)性を高めた」との見方を示した。
    また総裁は、米国が保護主義的な通商政策を実施すれば、「世界経
済を急速にしぼませる」恐れがあるとし、英国にも連鎖的な影響が及ぶ
とした。
    EU離脱をめぐっては、交渉の優先順位を明確にしなければ、英国
の金融機関は国外に機能を移転するとの考えをあらためて表明した。  
    報告書では、EU離脱に向けた手続きがどの程度円滑に進むかや、
EU内のビジネスが英金融サービスへのアクセスを維持できるかなどが
、今後の状況を左右すると指摘。EU内企業が英金融サービスへのアク
セスを失えば、英国とEU双方の経済にとって打撃になるとの見方を示
した。
    EU離脱を決めた6月の国民投票を受け、金融安定がリスクにさら
される可能性は依然として高いと指摘した。
    カーニー総裁は、EU企業の資金需要の多くは英国を拠点とする企
業によって満たされているとし、「英国は事実上、欧州の投資バンカー
だと認識することが重要」と指摘。秩序だった移行とこうしたサービス
への継続的なアクセスがEUにとっても利益だと述べた。

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