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利上げは尚早、賃金動向・EU離脱交渉を警戒=英中銀総裁
2017年6月20日 / 08:39 / 3ヶ月前

利上げは尚早、賃金動向・EU離脱交渉を警戒=英中銀総裁

 6月20日、イングランド銀行(英中央銀行、BOE)のカーニー総裁は、いまは利上げの適切な時期ではないとし、欧州連合(EU)からの離脱交渉に臨む中で賃金上昇の鈍化や収入への悪影響に警戒感を示した。写真はロンドンで撮影(2017年 ロイター/Stefan Wermuth)

[ロンドン 20日 ロイター] - イングランド銀行(英中央銀行、BOE)のカーニー総裁は20日、いまは利上げの適切な時期ではないとし、欧州連合(EU)からの離脱交渉に臨む中で賃金上昇の鈍化や収入への悪影響に警戒感を示した。

総裁の発言を受け、英ポンドは対ドルGBP=で0.75セント下落。英国債利回りGB10YT=RRは1%を割り込んだ。

総裁はハモンド財務相とともに、ロンドンで開催された銀行業界の会議に出席。離脱協議の進み方によっては、企業はまもなくコンティンジェンシープラン(緊急時対応計画)の発動を迫られる可能性があると述べ、「ブレグジット(英国のEU離脱)がどの程度なだらかな道に沿った散策になるか、まもなく分かってくるだろう」と話した。さらに「EUとの新しい貿易制度に伴う実質所得の伸び鈍化は、金融政策では防ぐことはできない」と述べた。

総裁は「個人消費やビジネス投資についてはまちまちな信号が発せられており、国内のインフレ圧力が依然弱いことからすれば、まだ調整を行うべきタイミングではない」と主張。

「今後数カ月にわたり、消費の伸びの鈍化が他の需要構成要素によってどの程度相殺されるか、また賃金が上昇し始めるかどうかに加え、より一般的な問題として、EU離脱交渉の現実に対し経済がどのように反応するかを見極めたい」と述べた。

さらに、英国が抱える多額の経常赤字が持続可能かどうかはまだ分からないとし、「EU離脱交渉の結果が重要な決め手」になるとの見方を示した。

*内容を追加しました。

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