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スコットランド首相、独立投票の再実施求める
2017年3月14日 / 03:36 / 6ヶ月前

スコットランド首相、独立投票の再実施求める

 3月13日、スコットランド自治政府のスタージョン首相(写真)トランドの英国独立の是非を問う住民投票を再実施するよう求めた。写真はロンドンで昨年10月撮影(2017年 ロイター/Dylan Martinez)

[エジンバラ 13日 ロイター] - スコットランド自治政府のスタージョン首相は13日、英国の欧州連合(EU)離脱の条件が明確になる2018年末か19年初めに、スコットランドの英国独立の是非を問う住民投票を再実施するよう求めた。

40年以上EUに加盟してきた英国は、2年間の交渉を経て19年春にEUから離脱する見通しだ。EU離脱を数カ月後に控えた段階でスコットランドの住民投票が実施されれば、英国をばらばらに引き裂く可能性があり、英EU交渉を巡る不透明感はさらに深刻になるだろう。

スタージョン首相は記者団に対して「スコットランドが真の選択権を持つのであれば、英国のEU離脱の条件が明らかになり、なおかつ、われわれの将来を選ぶのに手遅れとなる前の2018年秋から19年春までの間に選択はなされるべきだ」とした。

メイ英首相は今週にもEUに対して離脱の正式な通告をする可能性がある。スコットランドの住民の大半は昨年6月の国民投票で英国のEU離脱に反対していた。

スコットランドが英国からの独立の是非を問う14年以来2度目の住民投票を実施できるかどうかは、究極的にはメイ首相率いる与党・保守党が過半数を制する英議会が決める。ただ、メイ首相がスコットランドの住民投票を認めなかった場合、憲法上の問題になる可能性があるほか、スコットランド内で不和を生むかもしれない。

スタージョン首相は英政府との協議の余地はまだあると述べたが、英国がEU離脱の方針を変える見込みはないだろうと付け加えた。

「これまでの強硬な姿勢を踏まえると、英国による譲歩の可能性が少しでもあると偽るつもりはない」と述べた。

メイ氏は、スタージョン氏が率いるスコットランド民族党(SNP)は独立に「固執」しており、英国だけでなくスコットランドの立場も犠牲にしようとしていると批判してきた。

スコットランド独立の是非を問うた14年9月の住民投票は55%対45%で残留派が勝った。しかし、投票結果はスコットランドの政治を活発化する結果を生み、それ以降、SNPの支持層は増えている。

メイ氏の広報官は声明で「わずか2年ちょっと前にスコットランドの住民は、「『一世代に一度あるかないか』とされた投票で圧倒的に英国残留を支持した」と強調。「スコットランドの住民の大半が2度目の投票を望んでいないことを明確に示す。再投票の実施は対立を招き、最悪なタイミングで経済的な不透明感を高める」とした。

スタージョン氏は、英国のEU離脱に関する合意事項のひとつとして、スコットランドがEUの単一市場へのアクセスを維持できるようにする協定の締結を求めたいとしてきた。

この点に関してスタージョン氏は13日、英国による「強硬姿勢の障壁にぶつかった」と発言。「EUとの間で英国とは異なる関係を築きたいと考えていることを、英国のEU離脱前、少なくとも離脱直後には示さなければ、スコットランドは長期間にわたって、EUだけでなく単一市場の蚊帳の外に追いやられてしまう」と警告した。

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