日経平均は小幅続落、機関投資家の売り買い交錯
[東京 13日 ロイター] 午前の東京株式市場で日経平均株価は小幅続落した。複数の機関投資家による売り買いが交錯、安値でもみあった。下値では個人投資家の買い戻しが観測され、いったんプラス圏に切り返した。しかし、引き続き売り圧力が強く再び前週末終値を割り込んだ。
外為市場で円高進行は一服したものの、円高の基調に変わりはなく、輸出関連は買われにくい。引き続き為替にらみの取引。
一方、サントリーホールディングスとの経営統合が報じられたキリンホールディングス(2503.T: 株価, ニュース, レポート)は9カ月ぶりの高値に上昇、他のビールメーカーも堅調となった。
前場の東証1部騰落数は値上がり360銘柄に対して値下がり1232銘柄、変わらずが105銘柄だった。
日経平均は続落で寄り付いたが、円高にやや一服感が出てプラス圏に転じ、一時9300円を回復した。市場では「短期テクニカル的な売られ過ぎの視点からリターンリバーサルの買いが入っているものの、短期資金が中心で実需勢は引き続き様子見姿勢だ。資金の一部はリスク回避の見方からディフェンシブ銘柄にシフトしている」(コスモ証券エクイティ部次長の中島肇氏)との声が出ていた。
国内証券の関係者も、前週末10日までで8日続落となった後で「さすがに自律反発のタイミング」と指摘。また、みずほ証券エクイティ調査部・シニアテクニカルアナリストの三浦豊氏は「売り方のショートカバーの域を出ない」としたうえで「ドル/円が93円台に近づいたのに呼応して日経平均もプラスに転じた。引き続き為替にらみの展開だ」との見方を示す。
大手証券の株式トレーダーによると、機関投資家による1銘柄数十億円規模の売りが観測され、上昇局面でも上値を抑えたという。一方で、別の機関投資家による買いのほか個人投資家による買いもみられ、前場の株式市場は売り買いが交錯したようだ。前引けにかけては再び円高地合いが意識され、買いが鈍ったとみられている。
外為市場での円高一服を背景に、寄り前は売り優勢だった輸出関連株が買い戻される局面もあったが、前引けにかけて円高の地合いを受け再び輸出関連が売られた。一方で、サントリーホールディングスとの経営統合が報じられたキリンホールディングスは買い先行。これに関連し、サッポロホールディングス(2501.T: 株価, ニュース, レポート)とアサヒビール(2502.T: 株価, ニュース, レポート)も堅調な値動きとなった。
(ロイター日本語ニュース 吉池 威記者)
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