ゴールドマン、予想通りの好業績でも多くの批判免れず
[ニューヨーク 10日 ロイター] 米ゴールドマン・サックス(GS.N: 株価, 企業情報, レポート)は、多くの金融機関が大恐慌後最悪の金融危機に巻き込まれたにもかかわらず、14日に発表予定の第2・四半期決算は好調な内容になると予想されている。
だが、平時であれば好業績は市場に歓迎されるかもしれないが、従業員による不正行為や、これまでの資産バブル形成に重要な役割を果たしてきたと雑誌記事で批判されている同社にとって、業績がよくとも悪くとも苦しい立場は変わりそうにない。
業績が予想以上に好調であれば、過度のリスクを積み上げていたと批判されかねず、ヘッジファンドのような収益モデルにより、収益が市場の変動に左右されやすいとの懸念を呼ぶ恐れがある。
一方、利益が予想に届かなければ、同業他社に比べて積極的かつ賢明な事業展開を行ってきたという評価を失いかねない。
トムソン・ロイターが実施したアナリスト調査では、第2・四半期の1株純利益(普通株主帰属分)は3.54ドルと見込まれている。
これは前年同期の4.58ドル(プロフォルマベース)を下回るが、予想外の好業績を発表して市場を驚かせた第1・四半期の3.39ドルをさらに上回る水準だ。
第2・四半期には不良資産救済プログラム(TARP)に基づき注入を受けた公的資金の返済に伴う4億2500万ドルの特別費用を計上する見込みだが、好調なトレーディング収入と株式引き受け業務の回復が業績を押し上げると予想されている。
ゴールドマンは第2・四半期に、米政府による介入から逃れるために100億ドルのTARP資金を返済する一方で、89億ドルの資本調達および資産売却を実施した。 続く...



