日経平均続伸、みずほFGの値決めにらみ海外勢が売り

2009年 07月 15日 11:42 JST
 

 [東京 15日 ロイター] 午前の東京株式市場で日経平均株価は続伸した。前日の米株式市場で主要企業の決算が予想を上回ったことを背景に小幅続伸したことから、東京市場もその流れを引き継ぎ、9300円付近で底堅い値動きとなっている。

 ただ、外為市場で円高が一服しているものの主力株の上昇は鈍い。市場ではヘッジファンドを中心とする短期筋の取引が目立ち、手掛かりも乏しいことから「夏枯れ相場」との声も出ている。一方、みずほフィナンシャルグループ(8411.T: 株価, ニュース, レポート)の公募増資に関する値決めについて関心が強まっており、前場ではヘッジファンドによる大きな売りも出たようだ。

 前場の東証1部騰落数は値上がり913銘柄に対して値下がり645銘柄、変わらずが140銘柄だった。

 前日の米株式市場は、ダウ工業株30種、ナスダック総合指数、S&P総合500種が小幅続伸となった。ゴールドマン・サックス(GS.N: 株価, 企業情報, レポート)の大幅な収益改善は織り込み済みとされているが、米半導体大手インテルの第2・四半期決算で、特別項目を除いた利益と売上高がともに市場予想を上回ったことなどが好感されたようだ。 

 東京市場午前の取引は、続伸して寄り付いたものの、日経平均は伸び悩んだ。ソニー(6758.T: 株価, ニュース, レポート)、トヨタ自動車(7203.T: 株価, ニュース, レポート)などの主力株の伸び悩みが目立った。東海東京証券エクイティ部部長・株式トレーディング業務統括の倉持宏朗氏は「海外勢が銀行株売り、海運株買いなどの動きをみせている程度だ。これから本格化する国内企業決算や、政治の変革を見極めたいとして、国内外の機関投資家は積極的な売買を手控えている」と述べた。

 準大手証券トレーダーも「急ピッチで戻した後だが、徐々に指値売り注文が増え出すなど、戻り売りを警戒するムードが広がってきた。一気に上値を買う雰囲気ではなく、指数は一進一退となっている」と指摘する。また、邦銀系の株式トレーダーは「手掛かりが乏しいなか、ヘッジファンドをはじめ短期筋の取引にとどまっており、夏枯れ相場になりつつある」との見方を示す。

 一方、公募増資を発表しているみずほFGの値決めについて関心が強まっている。前場ではヘッジファンドの大規模な売りが出たと観測される。

 セクター別では、米インテル(INTC.O: 株価, 企業情報, レポート)の好業績を受け、ハイテク関連が堅調。またバルチック海運指数の10日ぶりの反発で海運が買われた。新日本製鉄(5401.T: 株価, ニュース, レポート)が、休止中の大分製鉄所第1高炉を8月2日から再稼動すると発表したことを手掛かりに堅調な値動きとなったものの、前引けにかけて下げた。

 (ロイター日本語ニュース 吉池 威)

 
 
 
 
 
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