米財政赤字は大き過ぎ持続不可能、金利上昇の恐れ=行政管理予算局長
[ニューヨーク 3日 ロイター] 米ホワイトハウスのオルザグ行政管理予算局(OMB)局長は3日、予想される財政赤字の水準は高過ぎるとし、措置を講じなければ金利を押し上げ、投資を締め出す可能性があるとの見方を示した。
米政府が10月16日発表した2009会計年度(08年10月─09年9月)の財政収支は、深刻な景気後退と一連の金融機関救済を受けて、赤字額が過去最大の1兆4000億ドルに膨らんだ。これは国内総生産(GDP)の10%に相当する。
オルザグ局長はニューヨーク大学で講演し、来年度もほぼ同じ赤字額が見込まれており、現在の予想によると、今後10年間で9兆ドル、平均で対GDP比約5%になると述べ、「この規模の赤字は深刻で、最終的には持続不可能だ」と指摘した。
同局長はこうした赤字について、ブッシュ前政権の減税策や高齢者医療保険(メディケア)向けの補助金、そしてリセッション(景気後退)などによるものだとし、オバマ政権はどのようにして事態を収拾するかについて選択肢を検討していると述べた。
「大統領と大統領の経済チームは、2月に発表する2011会計年度予算の準備を進めるなか、一連の選択肢について検討を進めている」と語った。
オルザグ局長は、すでに講じられている複数のコスト削減策に言及する以外に詳細には触れなかったが、2013年1月までに財政赤字を半減させるというオバマ大統領の方針をあらためて確認した。
また、措置を講じなければ米金利を押し上げ、投資を締め出す可能性があり、米国は必要な支出を賄うために海外の貸し手に依存することを余儀なくされる可能性があると指摘した。
講演後の質疑応答では、重要な教訓として世界大恐慌を挙げ、経済が依然としてぜい弱で回復段階にある場合、早過ぎる時期に刺激策を解除するべきではないとの考えを示した。
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