トヨタの通期営業赤字が半減へ、プリウス・金融事業好調で

2009年 11月 5日 17:23 JST
 

 [東京 5日 ロイター] トヨタ自動車(7203.T: 株価, ニュース, レポート)は5日、2010年3月期の連結営業損益が従来予想の7500億円の赤字から3500億円の赤字に縮小する見通しだと発表した。国内でエコカー減税や新車購入補助金により5月に発売したハイブリッド車、新型プリウスの販売が好調なほか、各国の支援策や金融事業の好調が寄与する。

 前年同期は4610億円の赤字だった。トムソン・ロイター・エスティメーツによる主要アナリスト17人の予測平均値は2438億円の赤字となっている。

 10年3月期の業績予想は、売上高が従来の16兆8000億円から18兆円に7.1%上方修正。当期損益は従来の4500億円の赤字から2000億円の赤字に半減する見通し。

 10年3月期の世界販売台数計画は従来予想の660万台から703万台に上方修正した。うち国内販売は202万台から213万台に引き上げ5年ぶりに前年を上回る見通し。

 想定為替レートはドル/円92円から93円に変更した。ユーロ/円は131円から132円に変更した。

 会社側は、通期予想の引き上げ理由として、販売台数増で2500億円(うち1100億円が金融事業)、原価低減で800億円、固定費削減で200億円の効果を見込む。設備投資額を前期の1兆3025億円から今期7600億円まで圧縮するのも寄与する。

 2009年4―9月連結営業損益は1369億円の赤字となった。前年同期は5820億円の黒字だった。販売台数が前年同期比26.4%減の313万台に落ち込み9100億円の減益要因となったほか、為替変動でも3200億円の減益で、原価改善(2100億円)や固定費削減(3900億円)による増益分でカバーできなかった。

 販売事業者への貸し倒れ減少で金融事業の営業利益が1075億円と前年同期比3倍近く増え下支えしたものの、中国の持分対象企業の減益などもよりで持分法投資損益が555億円の赤字に転落したのも響いた。  続く...

 
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