人民元のペッグ制は長期的に持続不可能=中国政府系シンクタンク
[北京 5日 ロイター] 中国政府系シンクタンクである社会科学院傘下にある世界経済政治研究所のZhang Yuyan所長は5日、人民元を事実上米ドルにペッグしている現行の制度について、長期的には持続不可能だとの考えを示した。
中国の研究者の間では、その代わりにどんな為替制度が望ましいかについて、見解が大きく分かれているという。
同所長は、エコノミック・インフォメーション・デイリーが主催したフォーラムで、世界経済政治研究所が人民元管理に関する他の手法について研究していると明らかにしたうえで「いくつかの選択肢がある。ひとつは通貨バスケットにペッグする方法で、もうひとつは再度大幅にレートを修正する方法だ」と述べた。
そのうえで「完全な選択肢はない」として、研究者の間で見解が大きく分かれていることを明らかにした。さらに、今後は中国の為替相場メカニズムや為替政策に対する圧力が高まるとの見通しを示した。
一方、同所長は記者団に対し、中国はドル資産を手放す考えはないと述べた。
中国は2005年7月に人民元の対ドル相場を21%切り上げた後、事実上米ドルにペッグしている。
© Thomson Reuters 2009 All rights reserved.


