日経平均反発、銀行の増資懸念が上値抑える
[東京 6日 ロイター] 東京株式市場で日経平均は反発。5日の米株大幅高の流れを受け、東京市場も買い先行となった。ただ、米国株と比べて伸びは鈍い。今晩に米雇用統計を控えた週末である一方、銀行の増資懸念などが上値を抑えたという。
5日に2010年3月期の連結営業損益が従来予想の7500億円の赤字から3500億円の赤字に縮小する見通しと発表したトヨタ自動車(7203.T: 株価, ニュース, レポート)は小反発で始まったものの、さえない。東海東京証券エクイティ部部長の倉持宏朗氏は「海外勢中心に好決算を織り込んだポジションを構築していたため、予想を上回る決算でも反応が鈍く、むしろ材料出尽しになっている」と指摘している。
前場の東証1部騰落数は値上がり490銘柄に対して値下がり1056銘柄、変わらずが140銘柄だった。東証1部の売買代金は5943億円。
きょう午前の東京市場は、米国株高を受けて買いが先行し、好決算を発表した外需株を中心に朝方は幅広く物色された。ただ、市場では「週末で動きにくい上、雇用統計をみたいとの気分もあり、買い戻しが一巡した後は見送り商状となっている」(準大手証券トレーダー)との声がきかれた。
みずほ証券投資情報部・マーケットアナリストの高橋幸男氏は、米雇用統計について「失業率が事前コンセンサスの9.9%であれば材料としてはニュートラルとみているが、米株がどのように反応するかはわからない。ダウが1万ドル回復から連騰となるか見極めたい」と述べた。
市場関係者によると、午前は先物で9850円に売り物があったという。チャート上で戻りのフシとなっている5日移動平均線が9800円台半ばに位置しており、「これが意識されるため、短期筋は上値取りに動かないようだ」(中堅証券支店営業担当者)との指摘もあった。
東京市場では増資が再び材料となっている。6日付日経新聞朝刊は日米欧の銀行監督当局が銀行の自己資本規制を強化すると報じ、増資圧力への懸念からみずほフィナンシャルグループ(8411.T: 株価, ニュース, レポート)、三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306.T: 株価, ニュース, レポート)、三井住友フィナンシャルグループ(8316.T: 株価, ニュース, レポート)などの大手銀行株が売られた。
一方、公募増資で最大1340億円の資本増強を実施することが明らかになったNEC(6701.T: 株価, ニュース, レポート)は反発。いったんの悪材料出尽くし感から買い戻しが入ったという。 続く...


