東レの10年3月期予想は30.6%営業減益、情報通信材料が上向き

2009年 11月 6日 14:06 JST
 

 [東京 6日 ロイター] 東レ(3402.T: 株価, ニュース, レポート)は6日、2010年3月期の連結決算見通しについて、営業利益が2日に上方修正した数値である250億円(前年比30.6%減)になると発表した。期初計画は150億円。炭素繊維複合材料が不振となるが、情報通信材料・機器事業の上向きが鮮明となり、これが収益改善のけん引役となっている。

 会見した日覺昭廣副社長は情報通信材料・機器事業の好調について「フラットパネル・ディスプレイ向け材料が回復。これは景気刺激策の効果が大きかったのではないか。この分野については7─9月に前年度のピークを上回った」と述べた。

 このほか、繊維事業が自動車用途の回復で上半期に進めた減産を緩和するほか、プラスチック・ケミカル事業も市況回復を受けて荷動きが回復基調にあることから減産を緩和、いずれも期初の計画から上振れを想定している。

 一方、炭素繊維複合材料事業は苦戦が続く。昨年まで各社が増産を進めたために、この分野は在庫調整が遅れ平均単価がダウンしている。在庫適正化に向けさらなる減産を進めており「年度内には在庫調整が終わる見込み」(日覺副社長)という。

 今後も情報通信材料・機器事業の好調が見込まれるが「クリスマス商戦の結果次第では、在庫が増加する懸念が生じる。クリスマス商戦に注視したい」(日覺副社長)としていた。

 
 
 
 
 
 

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