最上級格付け失うリスク、英国が最も高い=フィッチ

2009年 11月 11日 03:58 JST
 

 [東京 10日 ロイター] フィッチ・レーティングスは10日、英国について、最上級格付けを失うリスクが主要経済国の中で最も高いと警告した。

 ソブリン部門統括責任者のデビッド・ライリー氏は、ロイターテレビとのインタビューで、最上級格付けを付与されている英国・米国・ドイツ・フランス4カ国のうち、格下げリスクは英国が最も高いとの見解を示した。

 ライリー氏は「政策金利の引き上げやポンドへの強い圧力を伴わずに多額の財政赤字と債務を維持する英国の能力は、明らかに米国と比べて大幅に低い」と指摘した。その上で「仮に財政出動による大規模な刺激策が新たに実施されれば、英国の格付けはリスクに直面する」と語った。

 ただ、総選挙を来年に控え、財政規律に対する政治的コンセンサスが強まっていることは歓迎すべきとした。

 フィッチの英国の見通しは「安定的」。労働・保守両党とも財政による大規模な追加刺激策を計画していない。

 ライリー氏は、どちらが政権を取っても財政安定化に向けた一段と厳格かつ詳細な計画が策定されると予想すると述べた上で「そうならなかった場合は、格付けにはかなりのリスクが生じる」と語った。

 
 
 
 
 
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