金融取引税、銀行が社会的責任果たすための選択肢の一つ=英首相

2009年 11月 11日 09:00 JST
 

 [ロンドン 10日 ロイター] ブラウン英首相は10日、金融機関は社会的責任を果たす必要があると指摘、銀行に対する金融取引税はこれを達成するための選択肢のひとつとの考えを示した。

 首相は、英セントアンドルーズで開催された20カ国財務相・中央銀行総裁会議(G20)で、金融機関が過去1年で受け取った多額の救済資金の一部を返済するほか、将来の救済に向けた財源を確保するための一連の措置を提示、これらを各国政府が検討すべきとの見方を示した。

 米国とカナダは、首相が示した案のひとつである国際金融取引税に反対を表明。一方、欧州では、ドイツとフランスがこうした動きを先導している。一部の英紙は、今回の提案はブラウン首相にとって敗北と評した。

 首相は定例記者会見で「7日の私のスピーチからわかるように、私は、金融機関の社会的責任に言及していた」と語った。

 「良い時期に銀行は高い報酬を確保し、悪い時期においては、銀行システムを支えなければならないのは、今まで国であり、納税者全体であったということがわかる」と述べた。

 その上で「銀行とそれがサービスを提供する社会との間で、新たな協定に向けた議論があるべきで、それは世界的なレベルで行われるべき」との考えを示した。

 首相は、保険課税、整理基金、予防的な資本準備、および国際的な課税といった4つの可能性を提示した、とし「この議論を避けることはできない。この議論は将来の銀行システムの基本となる」と述べた。

 
 
 
 
 
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