日経平均4日続伸、海外勢の利益確定売りで上げ幅縮小
[東京 11日 ロイター] 東京株式市場で日経平均は4日続伸。前日の米株価が横ばいだったほか東京市場で手掛かりが乏しく、さらには銀行決算前で手控えムードも広がったことから、指数の上昇は抑えられた。全般に動意の薄さが目立つ展開だった。
国内勢やヘッジファンドの買い戻しがみられたが、後場に入ってからは海外勢の利益確定売りも強まって上げ幅を縮小、小幅高で引けた。9月機械受注が予想を上回ったものの、買いを誘発するほどではないとの見方が多かった。
東証1部騰落数は値上がり461銘柄に対して値下がり1061銘柄、変わらずが148銘柄だった。東証1部の売買代金は前日の1兆2677億円から1兆1447億円に縮小した。
前日米株式市場は、最近の上昇を維持できるかをめぐり異なる見方が交錯。複数の米連邦準備理事会(FRB)当局者からの慎重な経済見通しを受け、緩和的金融政策が来年まで維持されるとの見方が強まった。ダウ工業株30種は0.20%高、ナスダック総合指数は0.14%安、S&P総合500種は0.01%安。ダウは13カ月ぶり高値を付けた。
東京市場は米株価が横ばいだったことや手掛かり不足から小動きが続いた。大手銀行株の決算発表が今週末に予定されていることもあり、手控え気味だった。日興コーディアル証券・シニアストラテジストの河田剛氏は「銀行決算をクリアしないと増資による希薄化を織り込めず、なかなか買い進んでいけない」と指摘している。
外為市場でドル/円が日中は89円台と円高基調だったことから、輸出やハイテク関連は買いにくい地合いだった。日本航空(JAL)(9205.T: 株価, ニュース, レポート)が政府の支援策発表を背景に序盤から買われた。三井住友フィナンシャルグループ(8316.T: 株価, ニュース, レポート)など大手銀行株の上昇については「下値で個人投資家による買いが入っている」(国内証券の株式トレーダー)と観測されていた。
大手証券の株式トレーダーによると、序盤から海外勢が小幅な売りを出す一方で、国内勢が自動車関連を買う動きがみられるとしている。ただ、日経平均の予想変動率(インプライド・ボラティリティ)は横ばい。日経225オプション11月物のストライク価格1万円のプット、コールともに23―25%付近と一段低下し、動意の薄さが指摘される。
前場からヘッジファンドによる空売りの買い戻しなどが観測されていたが、後場に入ってからは海外勢の利益確定売りに押されているという。邦銀系の株式トレーダーは、米株価と日本株との値動きの違いについて、11月3─4日の連邦公開市場委員会(FOMC)では政策金利の据え置きを決めたが、リスクマネーはそれ以降先進国、特に米国の大型株などに流れているとの見方を示す。 続く...


