10月中国指標、経済リバランスに向けた変化の兆候も
[北京 11日 ロイター] 中国国家統計局が発表した10月の鉱工業生産は1年7カ月ぶりの高い伸びとなり、中国経済が世界的な金融危機による影響の最悪期を脱したことが示された。
この日発表された他の経済指標では、昨年発表された4兆元(約5850億ドル)規模の景気対策の効果が先細りする中、投資と融資のペースが減速していることも明らかとなった。
輸出、輸入も市場予想を下回り、12カ月連続の前年割れを記録した。
しかし、2009年通年で政府の掲げる8%成長目標を突破するのは確実とみられるこのところの回復モメンタムは維持されている、というのがエコノミストらの見方だ。
さらに政府が計画中の投資案件がまだかなりあること、不動産関連支出の急激な回復や今年実行された巨額の融資によって、来年の国内総生産(GDP)は強い伸びを示すことが実質的には保証された格好という。
DBS銀行(香港)のエコノミスト、Chris Leung氏は「過去数カ月見てきた回復の勢いは継続している。内需は全般に持続可能なペースで改善している」と述べた。
景気回復の足取りがよりしっかりとしてきた現在、市場の関心は中国当局がいつ景気刺激策を解除するかに移っている。
当局はすでに、銀行に融資を抑制するよう窓口指導などを行っている。ただ、利上げについては、エコノミストの間で2010年に入ってからとの見方がコンセンサスとなっている。 続く...



