2年後の英インフレ率は目標下回る、10年初めに成長回復
[ロンドン 11日 ロイター] イングランド銀行(英中央銀行)は11日発表した四半期インフレ報告の中で、2年後にはインフレ率が目標の2%を下回るとの見通しを示した。また英経済は2010年初めにプラス成長を回復すると予想した。
報告は「過去の金融・財政政策による相当量の刺激とポンドの下落にけん引され、生産が回復する可能性が高い」としつつ、「しかし、銀行融資の供給における制約とバランスシートへの懸念が支出を圧迫する」と予想している。
キング総裁はインフレ報告発表後の記者会見で「量的緩和策を終了させることを決定したと判断するのは全くの誤りだ。われわれは何も判断を下していない。資産買い入れを拡大させるかについては、まったく予断を持っていない。先週の決定は何かに向けた第1歩ではない」と語った。
英中銀は前週、政策金利を据え置くと同時に資産買い入れプログラムの規模を250億ポンド拡大した。アナリストの間ではこれが最後の量的緩和措置になるとの見方が広がっていた。
キャピタル・エコノミクスの首席欧州エコノミスト、ジョナサン・ロインズ氏は「金融政策の追加的措置の可能性を排除するのはまだ早い。少なくとも引き締め実施はかなり先のようだ」と述べた。
インフレ報告のチャートによると、国内総生産(GDP)は2010年初めにプラスに戻り、2011年末には約3.75%に成長が加速すると見込まれている。
インフレ率は今後数カ月間で2%を上回る水準に急上昇した後、中期的には1.6%前後に低下する見通し。
インフレ率の見通しは、2010年第2・四半期の金利が平均0.6%で、2011年第3・四半期には2.9%に上昇するとの金融市場の予測に基づいている。
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