S&P500企業の09・10年の利益見通し引き上げ=UBS
[11日 ロイター] UBSは、S&P総合500種指数の構成銘柄の2009─10年利益見通しを引き上げた。大幅なコスト削減や生産性上昇による堅調な企業決算や、米国や世界経済の予想以上に強い回復を理由に挙げた。
UBSは、09年のプロフォルマベースでの1株利益(EPS)見通しを61.50ドルから63.50ドルに、10年は74ドルから81ドルにそれぞれ引き上げた。11年は91ドルと予想している。
UBSは「これだけの予想を上回る決算内容は、少なくとも1990年以来だ」とし、09年第3・四半期の利益見通しを1株当たり16.15ドルから16.70ドルに引き上げた。
10年については売上高が10%増と、名目国内総生産(GDP)の伸びを上回ると予想。ドル安のほかに、商品関連・製造業・外国市場など景気変動に関連した銘柄がS&Pに多いことが要因と指摘した。
UBSは引き続き米株に対し明るい見方を維持し、株価が3月安値から「大幅上昇」していることは、ファンダメンタルズの改善により正当化される、とした。
UBSのストラテジスト、トーマス・ドアフリンガー氏とナタリー・ガーナー氏は顧客向けノートで「待ち望まれる2010年のV字型回復を織り込む水準に株価を押し上げている要因は、単なる流動性主導のバブルではない」との見方を示した。
両氏は、米連邦準備理事会(FRB)が低金利を維持し、企業の買収・合併(M&A)動向が活発化するに伴い、資本市場の利益は拡大するとの見通しを示した。また、銀行のローン損失引当金が来年は大幅に縮小すると予想した。
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