アジアで業務強化、外債ファンド残高を1兆円に=大和証券G

2009年 11月 12日 16:23 JST
 

 [東京 12日 ロイター] 大和証券グループ本社(8601.T: 株価, ニュース, レポート)は12日、秋季会社説明会で、アジア業務の拡大に関する具体策を説明した。

 同社の鈴木茂晴社長は、ホールセール業務において「アジアに集中的に経営資源を投入する」と述べ、引受、トレーディングなどをフルラインで扱う投資銀行業務を行うため、海外拠点の資本を09年9月末の約900億円から2010年4月をめどに1900億円に引き上げる。

 大和はこれにより2011年度のアジアでの収益を530億円にする方針で、現中期経営計画で掲げた310億円からの上振れを目指す。鈴木社長は、「マグニチュードとしてはこれまでで一番大きい」アジア強化になると強調した。

 鈴木社長は、今回のアジア強化は、ニッチな分野ではなく引受やトレーディングなど「最も熟知したビジネスで展開する」ことになるため、十分に商機をつかめると強調した。三井住友フィナンシャルグループ(8316.T: 株価, ニュース, レポート)とのホールセール業務の合弁解消で、意思決定を迅速にできるようになったことも利点と指摘した。

 業務拡大に備え、人員は2012年3月をめどに現行の約650人から約1120人に増やす。アジア株やデリバティブ業務で約300人、株式引受やM&Aのアドバイザリー業務で約100人を増やす方針。内部の配置転換と新規採用の両方でまかなう。

 大和証券グループは今年7月に約2000億円の資本増強をしたほか、投資先の三洋電機(6764.T: 株価, ニュース, レポート)株式の売却益も約926億円見込めるため、海外業務の拡大にともなう資本金の手当ては十分にできるとの考えを示した。

 2011年度を最終年とするグループ全体の中期経営計画の数値目標は据え置き、経常利益2000億円以上とする方針に変わりはない。

 <リテールでは1兆円ファンド育成も>  続く...

 
 
 
 
 
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