米政府、未使用TARP資金の一部で財政赤字穴埋めか=報道

2009年 11月 12日 17:58 JST
 

 [12日 ロイター] 米政府は、未使用の不良資産救済プログラム(TARP)資金の一部を財政赤字の穴埋めに充てる可能性がある。米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が関係筋の話として報じた。

 WSJによると、政府関係者はこの案について、引き続き検討している。ただ、政府は未使用のTARP資金の一部は、緊急時のために確保しておきたい考え。

 財務省筋はロイターに対し、TARP資金の運用方針に関して、大手銀行ではなく、小規模企業や住宅セクターの支援に重点をシフトしている、と明らかにした。

 同筋は「この重点のシフトにより、TARP資金の利用は、議会で承認された額よりもはるかに小規模にとどまる見通し」とした上で、「将来の危機に対応できるだけの柔軟性を維持する一方で、余ったTARP資金を財政赤字の補てんに充てる」と述べた。

 米国の2009会計年度(08年10月─09年9月)の財政赤字は、過去最大の1兆4000億ドルに膨らんだ。10年度についても、景気低迷による税収減少および支出増加の影響で、ほぼ前年並みの赤字幅となる見通しで、今後10年にわたり赤字幅は高水準で推移するとみられている。

 
 
 
 
 
 

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