日銀は数字の奥にあるものを見る力が少し弱い=亀井担当相
[東京 13日 ロイター] 亀井静香郵政・金融担当相は13日の閣議後会見で、日銀は数字の奥にあるものを見る力が弱いのではないかと指摘し、経済の底流を見る目を持つべきだと述べた。日銀が10月30日の金融政策決定会合で、コマーシャルペーパー(CP)・社債の買い取り措置を期限となる年末で打ち切ると決めたことに関連して述べた。
同相は「よその省庁その他について、どうこう言うつもりはないが」と前置きし、「日銀はもっと経済の底流を見る目を持たないとダメだ。数字の奥にあるものを見る力があるかどうかが大事。それがちょっと弱いのではないか。これは今に始まったことではない」と語った。
来年6月までに予定されている改正貸金業法の完全施行の延期については「考えていない」と改めて述べた。同相は、改正貸金業法の運用上の問題点を検討する考えを示しており、プロジェクトチームを設けて作業を進める方向となっている。同相は、問題点の1つとして「多重債務者に関する情報を一元化される状況にない。その辺りの実態がどうなっていて、運用上どうすればスムーズに解決できるか」を挙げた。
背景として「(政府系を含む)金融機関がきちっと融資をしていくことが基本」とし、日本の金融機関が本来の機能を果たしていない状況を直さないといけないと主張。金融庁は、金融機関の貸し渋り・貸しはがし対策の一環として、金融検査の手引き書である金融検査マニュアルの抜本的な見直しを進めており、同相は取りまとめに当たる大塚耕平内閣府副大臣(金融担当)に対し「金融検査の理念・思想ががらっと変わる。それに基づいた新たな(金融検査)マニュアルを作る気持ちでやらないと。一部を手直しするというような話ではない」との指示を出していると説明した。
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