第3四半期のユーロ圏GDPは景気後退から脱却

2009年 11月 13日 22:05 JST
 

 [パリ 13日 ロイター] 欧州連合(EU)加盟各国が13日発表した第3・四半期の国内総生産(GDP)では、ドイツとフランスで成長率が加速し、イタリアがプラス成長を回復した。

 スペインと英国はいまだ苦戦しているものの、ドイツ、フランス、イタリアと、ユーロ圏16カ国のGDPの3分の2以上を占める3国で経済が回復したことで、今年第3・四半期がユーロ圏16カ国の経済にとり転換点になった。

 ドイツとフランスは第2・四半期にリセッション(景気後退)から脱却。第3・四半期の前期比でのGDP伸び率は、ドイツが0.7%、フランスが0.3%となった。イタリアの伸び率は同0.6%。5四半期連続でのマイナス成長から脱却した。

 欧州連合(EU)統計局によると、第3・四半期のユーロ圏16カ国のGDP伸び率は前期比プラス0.4%。EU加盟27カ国は0.2%となった。

 ドイツではGDP統計の詳細は後日発表されるが、エコノミストはフランスと同様、ドイツでも輸出が主なけん引役になったとみている。

 ING銀行のエコノミスト、マルティン・バン・ブリエット氏は「総合すると、ユーロ圏経済は正式に転換点を迎えたといえる。これは安堵するべきことで祝杯をあげることではない」と述べた。同氏は回復が持続可能とみなすには、投資と消費支出が増加する必要があるとしている。

 欧州委員会は今月3日、ユーロ圏16カ国の2010年のGDP伸び率をプラス0.7%、2011年のプラス1.5%とする予測を発表した。ただ2010年上半期には再度「ソフトパッチ」がある可能性があるとした。

 
 
 
 
 
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