日経平均小幅続伸、銅価格上昇で非鉄株が買われる
[東京 1日 ロイター] 東京株式市場で日経平均は小幅続伸。GLOBEX(シカゴの24時間金融先物取引システム)で米株先物が上昇していることなどを手がかりに、シカゴ日経平均先物にいったんサヤ寄せしたが、円高への警戒感も強く上値が重い展開となった。
実需筋からのオーダーは乏しく引き続き商品投資顧問業者(CTA)など短期筋中心の動きだという。チリ大地震の影響で銅価格が上昇しており、国内でも非鉄株などが買われた。
前場の東証1部騰落数は値上がり1012銘柄に対して値下がり485銘柄、変わらずが174銘柄だった。東証1部の売買代金は4531億円と低調。
円高への警戒感が強いなか、小幅ながらも日経平均を押し上げたのは前週に引き続き短期筋の買いとみられている。GLOBEXで米株先物が上昇していることなどを手がかりに先物に買いが入ったが、現物株の商いは薄く円高警戒が強いなか実需筋は小動き。市場では「海外勢からのバスケット注文は売り買いともにゼロ。欧州筋からTOPIX型先物に100億円の売りが出ている程度だ」(準大手証券トレーダー)との声が出ていた。
欧州議会のドイツ・メンバーであるJorgo Chatzimarkakis氏は27日夜に放送されたメガテレビとのインタビューで、ドイツ、フランス、オランダの3国が、ギリシャの深刻な債務問題への取り組みを支援するため、同国の債券を買い入れる計画だと述べた。一方、ウォールストリート・ジャーナル紙は1日、ドイツとフランスが300億ユーロ(約3兆6000億円)規模のギリシャ救済計画の具体化について検討を開始したと報じた。
このためユーロ安・円高は一服しているが、「実際に法案が通るか、支援の条件になるであろう緊縮財政をギリシャが受け入れるかはまだ不透明だ」(準大手証券ストラテジスト)との声も出ており安心感が広がるほどではない。
米商品先物取引委員会(CFTC)が発表したIMM通貨先物の取組(2月23日までの週)によると、ドルの買い越しが前週から増加して2008年9月16日までの週以来の高水準となっており、ドル買いポジションの巻き戻しが起きる可能性も懸念されている。
銅の産地であるチリ大地震の影響で銅の供給懸念が浮上しロンドンなどの市場で銅価格が上昇。住友金属鉱山(5713.T: 株価, ニュース, レポート)やDOWAホールディングス(5714.T: 株価, ニュース, レポート)などの非鉄株に買いが集まった。ただ、市場からは「短期筋による思惑先行の動きだろう。商品市場では銅価格が上昇すると見込んだ投機筋が先物に買いを入れているが、世界最大の産銅会社であるチリ銅公団(コデルコ)が操業停止した主要鉱山2カ所のうち、エル・テニエンテを28日に再開したことを明らかにするなど実際の影響がわかるのはこれからだ」(三菱UFJ証券投資情報部長の藤戸則弘氏)との声も出るなど、短期筋の買いが一巡した後も上昇が続くかどうかは疑問の声も多い。 続く...




