ドルが対円で09年11月以来の安値、米GDP統計を受け

2010年 07月 31日 08:46 JST
 
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 [ニューヨーク 30日 ロイター] 30日のニューヨーク外国為替市場では、ドルが対円で2009年11月以来の安値をつけた。この日発表された米国の第2・四半期の国内総生産(GDP)の伸びが鈍化したことで、米金利が2011年に入っても低水準にとどまるとの観測が強まりドルが売られた。

 第2・四半期の国内総生産(GDP)速報値は、年率換算で前期比2.4%増と、上方改定された第1・四半期の3.7%増から減速した。

 アナリストは、米国でこのところぜい弱な経済指標の発表が相次いでいることで、ドルが幅広い通貨に対し圧迫されていると指摘。この日の米GDP統計を受け、リスク選好度が低下し、円やスイスフランなどの通貨が買われやすくなる可能性があるとしている。 

 7月はドルは円に対して2.2%下落し、3カ月連続での下落となった。一方、7カ月連続で対ドルで下落していたユーロは、7月は6.7%上昇。2009年5月以来、月間の上昇率としては最大となった。

 GFTフォレックスの外為調査部門のディレクター、ボリス・ショロスバーグ氏は「リスク回避の姿勢を取る市場参加者が増えるため、(ドルの)上昇は今後は非常に難しくなる」と指摘した。

 ロイターのデータによると、ニューヨーク市場終盤の取引で、ドル/円は0.4%安の86.38円。米GDP統計を受け、一時は8カ月ぶり安値となる85.95円まで下落した。

 トレーダーは、これまでの安値だった86.25円でストップロスの売りが出たと指摘。「米経済の先行き懸念加え、米連邦準備理事会(FRB)の追加緩和に対する懸念が存在するため、ドル/円取引を動かす大きな要因である米国債利回りが抑制される」と述べた。

 この日市場で材料視されたのは、野田佳彦財務相らの発言。野田財務相は30日、一部記者団に対し、外国為替市場で円高が進行していることについて「マーケットを注視している」と述べた。   続く...

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 7月30日、ニューヨーク外国為替市場では、ドルが対円で2009年11月以来の安値をつけた。写真は昨年11月、ドルと円の紙幣(2010年 ロイター/Yuriko Nakao)
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