米クライスラー、政府融資の利払いなければ黒字=CEO

2010年 07月 31日 10:25 JST
 
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 [デトロイト 30日 ロイター] 米自動車大手クライスラーのマルキオンネ最高経営責任者(CEO)は30日、経営建て直しのために米政府から受けた融資の利払いコストが解消すれば、クライスラーは最終損益ベースで黒字に転換できるとの考えを示した。

 クライスラーは米連邦破産法適用を申請した後、イタリア自動車大手フィアット(FIA.MI: 株価, 企業情報, レポート)の下で事業再建を進め、昨年6月に法的整理が終了。フィアットのCEOも兼任するマルキオンネ氏はまた、クライスラーの2011年の上場を目指す方針をあらためて示した。

 この日はオバマ米大統領がデトロイトのクライスラーの工場を視察。大統領の視察後にマルキオンネCEOは記者団に対し、政府から受けた融資にかかるコストがなければ、クライスラーは第2・四半期は黒字を計上していたと述べた。クライスラーは第2・四半期の決算を8月9日に発表する。

 同CEOは「政府から受けた融資の利子を支払っているため、クライスラーは最終損益ベースで黒字になっていない」と述べた。

 クライスラーはこの融資の全額を返済するだけの手元資金を保有しているとしながらも、「事業を行うためには現金が必要だ。ゼネラル・モーターズ(GM)[GM.UL]のように株式を利用する方法を採っていれば、現時点でも最終損益ベースで黒字になっていたはずだ」と述べた。

 クライスラーの新規株式公開(IPO)については「これまでも明確に示してきたとおり、2011年を目指したい」と述べた。

 関係者によると、米財務省が過半数株式を握るGMは、8月中にIPO申請を行うことを計画している。これについてマルキオンネCEOは「GMの方が(規模が)大きい。GMが先に上場するのを待っている」と述べた。

 7月30日、クライスラーのマルキオンネCEOは、政府融資の利払いコストが解消すれば、最終損益ベースで黒字に転換できると指摘。5月撮影(2010年 ロイター/Rebecca Cook)
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