ユーロが下落、PMI低下で景気懸念強まる=NY市場
[ニューヨーク 23日 ロイター] 23日のニューヨーク外国為替市場では、ユーロが下落。ユーロ圏経済に対する懸念が、この日発表された経済指標で強まった。
7月下旬から8月上旬にかけて上昇していたユーロだが、投資家の関心が米経済からユーロ圏にシフトしたことを背景に、センチメントが悪化し始めた。
ユーロは前週末20日、欧州中銀(ECB)理事会メンバーのウェーバー独連銀総裁が、ECBが銀行への無制限の流動性供給を年末を越えても行い、出口戦略の議論は2011年初めに再開すべきと述べたとの報道に圧迫された。
23日は、8月のユーロ圏総合購買担当者景気指数(PMI)速報値が、景況感の判断の節目となる50は上回ったものの、前月から低下したことで、センチメントはさらに悪化した。
GFTの為替調査責任者ボリス・シュロスバーグ氏は「8月のユーロ圏PMIが低下したことは、米国よりユーロ圏の方が経済パフォーマンスが良いというユーロ強気派の主張に冷や水を浴びせた格好で、ユーロの上昇を阻んでいる」と述べ、ユーロ圏の中核の国々に関する経済指標が予想より弱かったため、ユーロを圧迫し続けている周辺国経済に対する懸念緩和にはつながらなかったと指摘した。
終盤のニューヨーク市場で、ユーロは対円で0.9%下落し107.90円。
対ドルでも0.4%下落し1.2660ドル。ロイター・データで55日移動平均の1.2677ドルを下回った後、1.2647ドルまで下落した。12日と26日のMACDでも7月2日以来となるネガティブ領域入りをした。
テクニカル分析のアナリストによると、ユーロ/ドルの次の支持線は、8月に付けたユーロ高水準の1.3334ドルから6月の4年ぶりユーロ安水準の1.1876ドルの間で50%リトレースメントとなる1.2605ドルという。 続く...



