1―6月ビール系飲料の課税出荷は+0.2%
[東京 10日 ロイター] ビールメーカー大手5社がまとめた1―6月ビール系飲料(ビール・発泡酒・第3のビール)の出荷量(課税ベース)は、前年同期比0.2%増加した。消費者の低価格志向が強まるなか、第3のビールの拡大により、上半期として3年ぶりのプラスとなった。
各社のシェアは、キリンビール(キリンホールディングス(2503.T: 株価, ニュース, レポート))が37.5%、アサヒビール(2502.T: 株価, ニュース, レポート)が36.9%、サントリーホールディングスが12.7%、サッポロビール(サッポロホールディングス(2501.T: 株価, ニュース, レポート))が12.1%。キリンが3年ぶりに首位となっている。
キリンは、ビール・発泡酒・第3のビールの合計で前年同期比2.5%増を確保。3月にリニューアルした「一番搾り」が上半期では04年以来のプラスになったほか、第3のビールでも「のどごし<生>」が好調さを継続した。
一方のアサヒは、同1.3%減と8年連続で前年同期を割り込んだ。スーパードライの缶容器が業界平均を下回っており、今後、積極的な販促で回復を狙う、としている。
サントリーは同1.8%減、サッポロはエビスブランドや第3のビール「麦とホップ」がけん引し同0.4%増。両社のシェアは、前年同期の0.9ポイント差から0.6ポイント差に縮小した。
1―6月の酒類別の出荷量は、ビールが同5.5%減で3年連続のマイナス、発泡酒が同12.7%減で7年連続のマイナス、第3のビールは同27.4%増で5年連続のプラスとなった。ビール系飲料全体に占める酒類別の構成比は、ビールが49.1%、発泡酒が21.8%、第3のビールが29.1%となった。
6月の出荷量(課税ベース)は、前年比6.1%増で2カ月ぶりにプラスとなった。酒類別の出荷量は、ビールが同0.4%増で2カ月ぶりにプラス、発泡酒が同5.6%減で3カ月連続のマイナス、第3のビールは同29.7%増で16カ月連続のプラスとなった。ビール系飲料全体に占める酒類別の構成比は、ビールが50.6%、発泡酒が20.0%、第3のビールが29.5%となった。
ビール系飲料の出荷量は、アサヒビール、キリンビール、サッポロビール、サントリー、オリオンビールの5社の合計。
(ロイター日本語ニュース 清水 律子記者)
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